引き続きオラクルカードの話題です。
最近スターシードオラクルカードを引いていて、ひとつ気づいたことがあります。それは、オラクルカードは未来を占うものではなく、あくまで自分の深層心理を顕在化するものである、ということ。
少し前、自分がオリオン星人に間違いない！と信じ切っていた時期は、オリオン星人のカードである「カルマ的な関係」のカードをよく引いていました。
その後別の方にリーディングをしていただき…確かにオリオンにも関係はあるものの、実際に出身星として私が長い期間いたのはアンドロメダであり、魂の故郷といえるのはオリオンではなくアンドロメダである、との診断結果をいただきました。すると、その後によく引くようになったのは、アンドロメダ星人のカードである「ジャンプイン」…何やそれ！単純やな、自分！って思っちゃいました。
つまり、自分の出身星を占おうとしてスターシードオラクルカードを引いても、あまり意味はないのです。その時点での自分の意識がどの星に向かっているのか、今の自分はどんなエネルギーに包まれているのか…それを目に見える形で現してくれるのがオラクルカードである、と思うのです。
＊スターシードオラクルカードの出身星を表すカードについては、ひとつ前の記事で詳しく書いています。
今の自分の状態を確認するために、オラクルカードは有効だと思います。表面上自分の気づかぬうちに、自分がものすごく疲れていて休みを必要としている…とか、本当のあなたはもっと前に出て行動を起こしたいと思っている…とか、他の人のために動きすぎているから、もっと自分を大事にした方がいい…とか。
オラクルカードは、自分の内側にある思いを教えてくれるツール、ハイアーセルフと繋がるためのツールであると、今回再認識しました。
だから、例えば今の情勢を占う意味でオラクルカードを引いているカードリーダーさんが、自分自身の望みをカードに託してしまい、もうすぐコロナが消滅する、とか伝えているのを見かけると…私は決してそうではない、と思ってしまいます。
だって、カードリーダーさんにそんなことを言われたら、もうすぐ元の生活に戻れる！とみんな期待してしまいますよね。でも、今回の新型コロナウイルス…私は人間と自然とのあり方を見直すためのものであると感じていて、そう簡単に消滅するものではないと思っています。地球に対する人間の意識がやっと変わり始めているのに、今元の状態に戻ってしまったら、人間はまた元の生活、便利さばかりを追求して地球環境のことなんて後回しの生活、に戻ってしまうのではないでしょうか。
ましてや、カードリーダーさんにもうすぐコロナが消滅する！と言われたことで、みんなが変に期待をしてしまい…それでもなかなか消滅せず、長引く自粛生活による我慢を強いられていると…マイナスのエネルギーばかりが増えてしまうのではないでしょうか。
イライラして人を攻撃したり、争ったり、新型コロナの犯人探しをしたり、感染者を見つける魔女狩り的な行動をしたり…今私たちが求められているのは、争うことではなく、共に行動を起こすことのはずです。
なので、中途半端なカードリーダーさんが自分の願望をカードに託してしまい、下手にみんなの気持ちを煽っているのを見ると…お願いだから、そんなことはやめてほしい…と思うのです。たとえ本人が無自覚であっても、です。
オラクルカードは、今後の私たちを占うものではありません。あくまで自分自身と繋がるためのツールに過ぎないのです。
さらに言うと、オラクルカードは自分の直感力を鍛えるツールでもあります。今起きていることや自分自身と真摯に向き合いながら生きている人と、自己顕示欲やエゴの赴くままに生きている人とでは…同じカードを使っても、降りてくるエネルギーや受け取り方が、全く違うものになってくると思います。
