先日起きた、こんなこと。
ある晴れた日、急にザーッと雨が降ってきた。
やがて雨が止み、濡れた道路に太陽の光が当たって、一面キラキラと輝いていた。
でも、車を運転していた私には光の反射が眩しすぎて、前が見えずに危なくて仕方なかった。
家に帰ってから、ちょっと考えてみた。
この世に「光」しかない世界、一面キラキラしかない世界って…その光の世界に自分が身を置くことを想像してみたら、結構恐ろしいかも?って気がした。
逆に「闇」しかない世界、一面漆黒で何も見えない世界も、そこに身を置くのは…やっぱり恐ろしい。
この世には、光と闇との両方があるから美しいのだと思う。闇があるからこそ、より光が際立つのだ。
雨上がりに見える虹も、雨の後だからより感動を覚えるのであって。光の世界に虹があったとしても、そこまでの感動はないのかもしれない。
スピリチュアル界隈でよく話題になる「闇の勢力」のこと。確かに闇の勢力というものは存在する。
でもスピに関係なく、闇はそこいらじゅうに転がっているものだと思う。
自分の外側だけではなく、自分の内側にだって、闇は存在する。
人間というのは、ひとりひとりが宇宙なのだ。宇宙と同じように、光もあれば、闇もある。
そんなことにも気づかないで、もっともらしく宇宙の話をしている、偽スピリチュアリスト。
闇の存在を敵対視し、闇の仲間に加わっちゃダメだよ!とみんなに注意喚起しているけれど…誰かの受け売りばかりを話しているあなたこそ、あっという間に闇の勢力に取り憑かれちゃうかも?しれないよ。
自分の中にある闇に気づかずに、やたら光ばかりを目指している偽スピさんが、本当に多い気がする。
でも、自分の中にある闇を味わい尽くして初めて、自分の中にあるはずの本当の光が見えてくると、私は思う。
人間であればどんな人でも、光だって、闇だって、自分の中にちゃんとあるはずなのだ。
自分の中にある闇の可能性なんて、まるで信じていない偽スピの人たち。そういう人たちは、自分の外にある闇を排除しようとばかりしている。光と闇の対立の話ばかりをしている。
でも、闇というのは必ずあるものだし、ある意味で必要なもの。そんなことにも気づけない人が、エラそうに宇宙を語るんじゃない!
受け売り情報にいつまでも振り回されていないで、宇宙にばかり憧れていないで…しっかり自分の闇と向き合いなさい!
…キツい言い方を不快に思った方、すみませんでした。でも、こんな言い方をしなければならないほどの強い想いが、私の中にはあります。紛れもない私の本音です。