Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

期待に「応えない」生きかた

少し前に触れた、トロフィー・ドーター。親にとって理想的な、自慢できる娘という意味です。(私が勝手に作った言葉ですが…)

我が家に関しては、母の理想が高く…器量が良くて、人に好かれて、親との関係も良好で…という理想の娘像があったようですが、残念ながら現実の私はどれも当てはまってはいません。

強いて言えば、私なりに親との関係が悪化しないように努力はしていますが…最低限のラインを保っているのみ。なぜか?というと、親の期待に応えようとすると、自分自身がダメになってしまうからです。

 

それでも子供の頃は、親の期待に応えようと私も頑張っていました。子供ならたぶん、親が喜ぶこととか、親に褒められることとかは、頑張りますよね。

でも…うちの場合はどんなに頑張っても、親から褒めてもらうことは全くなかったんですよね。

例えば、テストでいい点を取ったとき。最初は褒めてもらえるかもしれないけれど、やがてそれが当たり前になり、次はもっと上を期待されてしまいます。

それでも頑張って、今度は100点を取った!でも、次に100点が取れなかったりすると責められてしまったり。

親の期待に応えようと頑張れば頑張るほど、親はさらに期待をかけてきて…やがて自分自身が潰れてしまうんです。

私がそのことに気づいたのは、嫁に出て親元を離れて、客観的に自分たち親子の関係を見れるようになってからです。

 

うちの親の場合は、娘の私のこともそうですが、孫にあたるうちの子供たちのことをまわりに自慢したかったようです。でも、うちの子たちが発達障がいを抱えていることがわかり…親は絶望したそうです。この子たちが普通になりますように!と、ひたすら神頼みをしたそうです。

でもそんなことをしたって、子供たちが普通になるはずもなく。そもそも普通って何?この子たちらしく生きられれば、それで十分なんです。

私は自分なりに、この子たちを信じてここまでやってきました。そして、子供たちはそれぞれが自分のペースで成長してきていると思います。

 

もし、うちの子たちがごく普通の子だったら、うちの親は子供たちの学校での成績とか、お友達関係とか、まわりの子たちと比べまくっていたと思います。きっと私の子育てにも口を挟んでいたでしょう。

でも、宇宙の采配が働いたのか?うちの子たちが発達障がいを抱えて生まれてきたことで、私はうちの親とちょうどいい距離を保つことができているし、子育てにも口を挟まれることなく、自分なりに子供たちと向き合えています。

 

誰かに期待されるのはうれしいことですが、期待に応えようとすると自分が苦しくなってしまいます。親の期待、先生の期待…もうね、キリがないんですよね。

そうではなくて。自分を信じて、自分なりのやり方でやってみることが大事だと思います。正しいかどうかなんて、やってみなければわかりませんし。すぐに結果が出るわけでもないですし。

私の場合は…宇宙の采配に委ねているうちに、遠回りをしながらも今の状況を引き寄せてくれた感じがします。確かに、自分の子たちに発達障がいがあるとわかった時は私自身も絶望しましたし、今も苦労することはたくさんありますが…少なくとも、以前よりは自分らしく生きることができている!と思います(^_^)

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