Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

選択する権利と自由

地球上では発達障がいの診断を受けているうちの子たち。実際にはスターシードであるのですが、特にクリスタルチルドレンである上の娘が幼いときは、初めての人や場所がとにかく苦手で、しょっちゅうパニックを起こしていました。我が家に人が来るのもダメ、どこかへ出かけるのもダメ。どうしても買い物とかで出かけなきゃいけないときは、あらゆる場面を想定して、心の準備をしてから出かけていました。あの頃、本当に大変だったなぁ…私自身が家で発狂してしまうこともよくありました。

そんな私たち親子を救ってくれたのは、当時通っていた療育施設や、特別支援学校幼稚部の先生たち。私は先生たちから、発達障がい児に対する受け止め方の基本を教わりました…というか、先生たちの姿を見て学んだという感じです。

今思えば、基本は2つ。とにかく子供に寄り添うことと、子供自身に選択をさせることです。

 

まずは寄り添うこと。特別支援学校幼稚部は、先生がほぼマンツーマンで子供についてくれて、この子が何をしたいのか?言葉の出ない子供たちの真意を必死に汲み取ろうとしてくれていました。子供たちも徐々に、その子なりの方法で、先生たちに自分の意見を伝えることができるようになっていました。

そして、子供自身に選択させること。まずは、朝の会で出席を取るときに、自分の名前のまわりにつける枠の色を選ぶことから始まります。ここで必ず「好きな色被り」が起きるのですが、そこをどう譲り合うのか?どうお友達とシェアするのか?を、時間をかけて答えを出します。

そして、その日の時間割内で、必ず子供たちに選ばせるものがあります。どの絵本を読むのか?とか、どんなことをして遊ぶのか?とか、ひとつひとつ子供たちが答えを出していきます。

 

年少さんの時には全く言葉が出ず、自分からは何もできなかったうちの娘が、年長さんになって劇的に変化しました。年下のお友達の面倒を見始めたのが大きなきっかけですが、信じられないくらいに積極的になったんです。やはり、とことん寄り添ってくれたことによる先生との信頼関係と安心感、そして自分で選ぶという経験を重ねてきたことが大きいのではないかと、私は思います。

そしてそんな娘も、今や信じられないほどにチャレンジ精神旺盛で、積極的な女の子に成長しました。

 

私は今も、以前先生たちに教わったことを大切にしながら実践しています。なるべく子供たちに寄り添って真意を汲み取る姿勢を持っているつもりですし、なるべく子供たち自身に選択をさせています。私が口を挟むのは、人に迷惑をかけてしまう場合と、命に関わる場合のみです。

子供たち自身に選択させること。たとえ言葉が出ない子たちであっても、選択肢を与えるなどして、極力自分で選ぶ環境を作ることで、その子が自分の人生を生きる意志が生まれてくると思います。

どんな子たちであっても、たとえ重い障がいがあったとしても、自分自身で選択する権利があり、自分で選ぶ自由があるはずです。

私たち大人が持っている常識なんて、今を生きる子供たちにしたら、案外くだらないことなのかもしれません…子供たちのほうが、実は大人よりも遥かに進んだ魂を持っているのだし、発達障がいを抱えている子ほど、その傾向が強いのですからね。

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