Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

傷だらけの子供たち

中学3年の男の子が、同級生を包丁で刺すという衝撃の事件が起きました。腹部に刺された傷は深く、残念ながら刺された子は亡くなってしまいました。刺してしまった子は逮捕され、犯行動機について取り調べを受けているようです。

この事件について、皆さんがたくさんコメントされています。中でも多いのは、刺してしまった子の犯行動機がいじめ被害である可能性が報じられてからの、刺した子に対する同情論です。

学校の説明では、被害に遭った子は明るくて、挨拶もしっかりしていて、部活も頑張っていたとのことで…特にいじめに関わるようなことはなかったそうです。

これらの情報から、多くの人が感じていること…一般的に「いい子」と言われている子でも、裏ではいじめをしている場合が多かったりすること。特に学生時代にいじめを受けていた人たちから、刺してしまった子に対して同情するコメントが多く見受けられます。

 

今までだったら、これは完全に殺してしまった側が100%悪いわけで、犯行に及んだ彼に対するバッシングが起きていてもおかしくないのですが。今回は犯行に及んでしまった彼に対して同情論が集まり、死んでしまった彼に対しては因果応報的な声まで聞こえてくる…どういうことなんでしょうか。時代の流れが、みんなが持つ印象に何かしら影響しているんでしょうか。

それにしても、子供たちが抱える傷の深さが露呈したような、そんな印象を受けます。刺された相手が亡くなってしまったので、双方の意見を聞くことができなくなり、本当の意味での真相究明は難しくなってしまいましたね。

 

中学3年。受験を控えた多感な時期です。傷を抱えたまま日々を過ごしている子供たちが、自分の中にあるマグマが溜まりに溜まって、今回のように取り返しのつかない事態に発展してしまうこともあるんです。

学校という集団生活を強要される場所で、勉強や部活などの様々なプレッシャーとか、未熟な人間関係による暴走とか、子供たちは内心傷だらけになりながら日々を送っているのかもしれません。

今回起きてしまったことについては、外からあれこれ詮索するよりは、犯行に及んでしまった子の心のケアと、双方の家族のケア、同じ学校に通っている子供たちのケア、先生たちの心労…みんなが心を痛めているのですから、誰かを叩くのはやめにしませんか?って、本当に思います。

そして、もっと子供たちに寄り添う学校や家庭の体制づくりと、根本的に学校生活そのものがストレスになるってことを、もっと理解してあげたほうがいいと思います。

今後こういう悲しい事件が二度と起きないことを、心から願っています。

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*中学1年の娘から、最近やたらとスマホが欲しい!とおねだりされています。SNSが目的のようですが…こういう事件を目の当たりにしてしまうと、スマホを持たせることに慎重になってしまうんですよね。何かトラブルがあったときに対応できるメンタルが、娘にはまだまだ育っていない気がするし…判断が難しいところです。