ミュージカルを中心に活躍されていた女優の神田沙也加さんが急逝されたそうですね。死因はわかっていませんが、自殺の可能性もあるようですね。
神田さんの死因がまだわからないので、一般論として書かせてもらいますが…
自殺を選ばざるを得なかった人たちが、そうするほどの追い詰められ方をしたのだと思うと、本当に胸が苦しくなります。
仕事のこと、人間関係のこと、お金のこと、恋愛感情のもつれ、その他にもいろいろとありますが…がんじがらめになってしまう場面や、自分ひとりではどうしようもない闇に引きずりこまれてしまうこともあるのかもしれませんね。
でも。これはあくまで個人的な意見ですが…世界は広いんです。何かに追い詰められている人たちが住んでいる世界は、きっと何かしら狭い世界のはずです。
「狭さ」にもいろいろあって。ものすごく巨大で脅威を感じる世界であっても、心理的なことを考えると、実際にはものすごく狭い世界観でしかない場合もあるんです。
その狭さに気づいて、狭い世界から広いところへ出て行く勇気…その人がいる場所によっては、出て行くのにものすごい勇気が必要なこともあるかもしれませんが…その勇気を持って、実際に行動を起こすことで、悲しい結末を迎えずに済む可能性だってあるんです。
人生何が起きるかわからないし、自分が望んだわけでもないのに辛い境遇に立たされることもあるかもしれません。
でも、世界は私たちが思う以上に広いんです。今の自分には見えていない世界が、たくさんあるんです。
絶望の淵から、少しでも希望の光を見出せるかどうか。たとえ絶望していてもそう思える気持ちの強さを、私たちは自分の中にしっかりと育てていく必要があるのかもしれませんね。
私が今回こんなことを書いたのは、今まで自殺を選んでしまった人たちを否定したいわけではないです。そこに至るまでの苦しいこと、その人だけが抱えてきた想い、そこは否定するべきじゃないと思います。
でも、自殺は本当に悲しいだけです。選んでしまった本人も、残されたまわりの人も、誰も幸せにはならないし、そこに悲しい想いが残るだけです。
この先、そんな悲しい道を選んでしまう人がひとりでも減りますように。自分に正直に生きる人たちが「狭い」世界観に囚われてしまうことなく、広い世界でのびのび安心して過ごせますように。
そんな願いを込めて、私は今回このことを書かせてもらいました。
