Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

ピラミッドには上らない

私にはかつて、ドテラというアロマオイルを使っている仲間たちがいました。オイルそのものの品質はある程度高いものだと感じましたし、そもそも私にとっては初めて触れるアロマの世界。勉強して、知識を深めて、実際に香りを確かめて…その当時はとても楽しかったです。

 

ところで、その仲間には絶対的なお師匠さんがいます。ドテラのオイルを扱い始めたのも、そのお師匠さんの影響…最大の理由は、自分の仲間たちに十分な収入をもたらすため。ドテラ社はネットワークビジネスを展開していて、ビジネスを頑張れば十分な収入源になり得るのです。

私もそのお師匠さんから、ドテラビジネスのお誘いを受けました。でも私は、純粋にアロマオイルを楽しみたかっただけであり、ビジネスには全く興味がなかったので、お断りしました。今思えば、そこが分かれ道だったように感じます。

 

その後、私はドテラ社に対していくつか違和感を覚えるようになりました。

品質基準が単なる自社独自のものであること、アロマオイルを希釈せずに使ったり飲用したり等のタブーを犯していること、そのルール通りに使って私の皮膚に異変が起きたこと、その異変を好転反応として片付けられたこと…

そしていちばん感じたことは、オイルの品質そのものにかなりのバラつきがあること。最初に嗅いだラベンダーの素晴らしい香りには感動しましたし、ペパーミントやオレンジなどもいい香りだと思いました。ブレンドオイルの中にも優秀なものがいくつかあります。でも、私が大好きなローズの香りが…ひどかったんです。明らかに偽物であるのがわかりました。そして、発達障がいの子供たちのために作られたというブレンドオイルが…何だかボヤッとした香りで、うちの子供たちの反応が悪かったんです。

肝心な香りそのものに対する不信感が決め手になって、私はドテラの仲間から抜けることにしました。

 

アロマオイルを希釈せずに使うこととか、たくさんブレンドオイルを開発していることとか…その理由はズバリ、顧客にアロマオイルを大量消費させるためです。ヨガ用オイル、感情をコントロールするためのオイル、発達障がい児のメンタル用オイル…用途別のブレンドオイルをたくさん作って、そのたびに毎回買ってもらって、売上額を上げて、ビジネスをしている人たちにお金が回るようにする…そのことに気づいて、私は何だか背筋が凍りました。

本来ならば、アロマオイルは貴重な天然資源です。自然の恵みをオイルにして、少しずつ大切に使わせていただくのが本来の姿だと思うのですが、そういう意味でも希釈せずに原液を大量に使っているドテラの考え方は、私には合わなかったんです。

 

さらに、このドテラのビジネスが完全にピラミッド構造なんです。ピラミッドの上に位置する人ほど高収入を得ることができて、下にいる人たちはある程度の収入しか得られません。自分の傘下にいる人たちをどう位置づけるのか?は、ピラミッドの上部にいる人次第でどうにでもなる…つまり、大事なのは人脈づくり…いかにお師匠さんに気に入られるか?が大事になってくるんです。

かつてのドテラの仲間達。キラキラ元気にSNSに投稿していたり、仲間として楽しそうに写真に収まっているのは、ごく一部の人たちのみ…ピラミッドの中で、ある程度のポジションまで来ている人たちのみです。ピラミッドの下の方にいる人たちは、その後の様子が全然聞こえてこないんです。

 

もし私が、あの時ドテラのビジネスに関わっていたら…想像するだけで恐ろしいです。まぁ、あの時こうしていたら?的なタラレバっていうのは、基本的にはあり得ないこと、なんですけどね。

こういうピラミッド構造で人がランク分けされるような世界は、これから徐々に無くなっていくと思われます。もしこういうピラミッド的なものに今後出会ったとしても、上らないほうがいいと、私は思います。

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