連日報じられているウクライナ情勢…ウクライナの人たちの想像を絶する状況、それでも攻撃をやめないロシア軍、世界中で巻き起こる反ロシア運動…本当に、本当にどうにかならないですかね。これ以上血を流さずに済む方法は、世界が分断しない方法は…既存のシステムを変えるには一旦ゼロにする必要があるにしても、ここまでやらなきゃダメなんですかね。「心が痛む」なんて言葉では片付けられない感情が、ずっと胸の奥にくすぶっています。
そんな中で、息子の学年で新型コロナの感染者か出てしまいました。その子を含めた仲間たちで先週末遊んでいたようで、濃厚接触者も多数いるとのことで、息子の学年は今週いっぱい閉鎖になりました。今のところうちの息子は元気に過ごしていますが、いよいよ身近なところにまでコロナが来てしまった…田舎町であっても、今まで以上に気をつけなきゃいけないですね。
そして、隣に住むおじいちゃんにも悲しい出来事がありました。半年前におばあちゃんを亡くし、それ以降は近所に住んでいるお友達のところへよく行っていたのですが…そのお友達が、先日急に亡くなってしまったんです。
その方に電話をしてもなかなか出なかったそうで、おじいちゃんはどこかに出かけているのかな？くらいに思っていたそうですが…実はその時点でもう亡くなっていたとのことで。郵便受けに新聞がたまっているのを不審に思ったご近所さんが警察に連絡して、亡くなっているのを発見したのだそうです。
それ以降、おじいちゃんはすっかり元気をなくしています。ただでさえコロナ禍であまり出かけられない中、あれだけお出かけ好きだったおじいちゃんが部屋にこもり、夜になってもおじいちゃんの家が真っ暗だったりもして…私はおじいちゃんのことを、今まで以上に心配しています。
長生きするのって…もしかしたら、ものすごく寂しいことなのかもしれませんね。だって、知り合いがどんどんこの世からいなくなってしまうのですからね。
昨夜夕食を作りながら、最近起きているいろいろなことに思いを馳せて、突然ものすごく不安な気持ちに襲われました。ウクライナの人たちのこと、暴走が止まらないプーチンさんのこと、世界中で起きている反ロシアの動き、私たちの地域で急速に感染拡大しているコロナのこと、おじいちゃんの日常のこと…いろいろと考えすぎて、何だか気が狂いそうになりました。
…いや、私は今こうして夕食を作っているじゃないか…息子が休校で家にいる以外は、普段と何ら変わらない生活を送っているじゃないか…それだけでも、ありがたいことなんですよ。
世の中を知ること自体は大事だと思いますが、自分自身が押しつぶされているようでは本末転倒ですよね。まずは自分が落ち着いて日々を過ごしていること、そして自分の内側に平和を保てていること…こういう世の中が不穏な時こそ、ひとりひとりが内なる平和を保つことが大事なのかもなぁ…って思うんです。
ウクライナのことは確かに心配ですし、プーチンさんがしていることは間違っていると思います。でも必要以上にロシアを叩くのは、更なる分断を生んでしまうような気がするんです。
ロシアに住んでいる人も、きっと今回の事態に心を痛めているだろうし、そんな中で何もできないことに心を痛めている人もきっといます。
ウクライナの人も、ロシアの人も、どちらも等しく大切な存在だと思う私は、やっぱり理想論者なのでしょうか。やはり前に進むためには、戦いは避けられないのでしょうか。
世界に存在する全ての人が、少なくとも必要最低限の生活を保障された上で、心穏やかに過ごすこと…たったそれだけのことが、どうしてこんなに難しいんですかね…
追記：ウクライナ関連のニュースに対するコメントの、ロシア叩きの嵐…ずっと見ていて、何だか頭が痛くなってきちゃいました。もしかして、これも闇？…審神者してみたら、こういう反ロシアの動き自体が闇のようですね。
自分自身が闇をキャッチしてしまいそうなので、しばらくはこの話題から離れたいと思います。
