Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

長生きする人は、慾の深い人?

今からちょうど1年前に亡くなったおばあちゃん。まだ家にいた頃は、元小学校の先生ということもあって、何かと口うるさい人でした。私も嫁として手厳しいことを言われたりもしましたが、私の自由を奪い支配していた毒親とは違って、私のことをちゃんと嫁として受け入れてくれていました。

お喋りばかりのおじいちゃんを制したり、太っている息子の健康面に口出しをしたり、孫たちの成長を心配して自ら勉強を教えたり…おばあちゃんは、みんなの口うるさいお母ちゃん的な存在でした。

 

そんなおばあちゃん、うちの子たちとカルタで遊んでいる最中に、突然脳梗塞を起こして倒れました。一時は生死の境を彷徨いましたが、その時点では何とか生還しました。

でも後遺症が残り、おばあちゃんは半身不随になりました。その後リハビリ施設に入り、約5年間お世話になりましたが、結局一度も家に帰ることなく生涯を終えました。

 

こう見てみると、半身不随で寝たきりになり、一度も家に帰ることが叶わなかったおばあちゃんの晩年は、さぞ寂しかっただろう…って思いますよね。確かにそういう思いをしながら施設で過ごしていたのかもしれません。

でも一方で、おばあちゃんは介護士のみなさんと仲良くなり、いい関係を築いていました。家にいたときは家族に甘えることができませんでしたが、介護士さんには存分に甘えていたようです。介護士さんたちも、そんなおばあちゃんのお世話を親身にして下さり、お話もたくさん聞いてくださったようです。

 

うちのおじいちゃんや旦那さんは、おばあちゃんのところに面会に行っても、不器用で声すらかけることかできませんでした。顔を見て、しばらく黙って過ごして、なんとなく時間になったら帰る…こういう人たちの面倒をずっと見てきたおばあちゃん、たぶん相当苦労されていましたよね。

ある日面会に行ったときのこと。おばあちゃんは私によく昔話を聞かせてくれたのですが、この日はおじいちゃんについて話をしてくれました。お見合いでおじいちゃんと結婚してみたものの、こんな人だとは思わなかった…のだそうで。私もおじいちゃんのワガママさに気づき始めたタイミングだったので、非常に共感したのを覚えています。

おばあちゃんの体は思うように動かなかったかもしれませんが、面倒な家族のことを気にすることなく、昔のことを時折思い出しながら、たまに介護士さんとのお喋りを楽しみながら、穏やかに過ごした晩年…もしかしたらおばあちゃんにとっては、ある意味で幸せだったのかもしれませんね。

 

人生を頑張ってきた人には、きっと丁度いいタイミングで、お迎えが来てくれるのかもなぁ…おばあちゃんを見ていて、そんな思いもしています。

一方で、自分のことばかりで慾深いおじいちゃん。まだまだ元気なのに、まわりの人たちはどんどんいなくなり、自分はどんどんボケていく…真っ昼間から自慰行為を堂々とできるのも、何だか頷けてしまいます。おじいちゃん、決して幸せな晩年とは言えないですよね。まだまだお迎えが来そうにないですし…σ(^_^;)

そういえば、数十年前に長寿日本一で有名だった泉重千代さん。実はご家族の方は、ワガママな重千代おじいちゃんに振り回されていたのだそうで…亡くなられたときは、親戚みんなでお祝いをしたとかしないとか…

長生きをされる方全員がそうではないと思いますが、傾向として慾深さがあるようですね。だからこそ、長生きの人はいつまでも現世にしがみついているのかもしれませんね。

f:id:hattatsumamajuan:20220822223246j:image

ちなみに、少し前におばあちゃんの御魂さんとお話しする機会がありました。その時おばあちゃんがいちばんに心配していたのは、息子である旦那さんのこと。その次に出てきたのは、嫁である私のことでした。結局その時、おじいちゃんの名前は一度も出てきませんでした。

おばあちゃんのことよりも、自分のことばかりだったおじいちゃん。今回のおばあちゃんの新盆だって、何も準備なんてしませんでしたからね…そりゃ、おばあちゃんだって愛想尽かしますよ。