Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

スターシードと学校

3月に入ってから、スターシード(ゴールデンチルドレン)である息子が、不登校になりました。いちばんの理由は、休み時間にひとりで過ごすのが辛くて耐えられなくなったから、とのことで。

息子は敏感すぎて、学校にいる子供たちの輪に入ることができません。昨年までは先生が友達のような存在になって、息子と遊んでくれていたのですが…今年支援級の担任になったオジサン先生が、息子同様にコミュ障気味の先生で、休み時間に息子を教室に置いて職員室に帰っていたようなのです。

息子は休み時間にやることがなく、ひとりでやり過ごすことを1年間我慢し続けてきて…3月になって、もうこれ以上は無理!となってしまったのです。

 

純粋に勉強が楽しみで学校に行く子って、日本ではあまりいない気がします。友達に会って遊んだり、友達や先生と楽しい時間を過ごすのを楽しみに学校へ行く子が多いのではないでしょうか。

敏感なうちの息子は、友達のちょっとした反応が怖かったりするので、学校に仲のいい友達はいません。それでも人とは関わりたい…そんな息子にとっては、支援級の先生と遊ぶことが学校へ行く大きなモチベーションでした。

でも今年の支援級の先生は、残念ながら息子に寄り添ってくれる先生ではなかった…息子なりに仲良くしようと頑張った時期もありますが、3月になって力尽きてしまったのだと思います。

学校へ行くモチベーションを完全に失ってしまった息子。そんな息子に対して、私から「学校へ行こう」とは言えませんでした。今私ができるのは、学校側に息子の気持ちを伝え続けることと、学校以外の息子の居場所を作ること。今はお気に入りの放課後デイさんに行って、仲良しの支援員さんと週2回遊ぶことが、息子の唯一の楽しみです。

 

それにしても。ここ最近、学校って何なんだろうって、本当に思います。

友達の輪に入れず、かなり変わったところがあるうちの息子。そんな息子に対して、同級生たちは本当に冷ややかです。登下校時や廊下ですれ違ったときに息子に声をかけてくれる子はいませんし、みんな息子をシカトして通り過ぎていくだけです。親である私に対しても同様です。

どうしてみんな、息子に対してこんなに冷たいのだろうか…それはきっと、息子がみんなとあまりにも違い過ぎるから。毎日同じ教室で、みんなと同じことをして過ごしている子供たちは、みんなと同じことができない息子のことが理解できないのだろうし、そんな息子を受け入れることができないのだと思います。

子供たち自身の問題というよりは、学校という環境の問題…先生に言われた通りにできる子が認められる環境で、特性が強い子はどうしてもハミ出してしまうのです。

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それにしても。学校で毎日みんなにシカトされ続けると、親である私も本当に気持ちが滅入ります。息子も自分に自信がなくなり、自分はきっとダメなんだ…って気持ちにさえなってしまうかもしれません。

そんな中で、先日息子と一緒に、親子で通える療育施設に遊びに行きました。外で遊んでもいいし、室内で過ごしてもいい…思い思い、その子の過ごしたいように過ごせる場所です。

その日は雨が降っていたので、息子と私は室内でカードゲームのUNOをしていました。すると、次々に入れて!とお友達が言ってきて、みんなでUNOをしたり、トランプをして楽しく遊びました。

療育施設に来ている子たちなので、それぞれ多少は特性があります。どうしても7並べがやりたい子がいたり、ババ抜きじゃなきゃダメな子がいたり、ストップウォッチをそばに置いて時間を気にしながら遊ぶうちの息子だったり…それぞれの気持ちを理解しながら、みんなが楽しく遊べるように互いに譲り合いました。

 

息子が同年代の子と、何も気にせずに楽しく遊んだのって、本当に久しぶりだと思います。こういう自由な場所であれば、ジャッジをすることもされることもなく、互いの特性を認めつつ遊ぶことができるんだ…私はこの日の出来事から、少しだけ勇気をもらいました。決して息子がダメなのではなく、学校という場所が息子には合わないだけなのだと、改めて気づくことができました。

特に私たちが住む地域の学校は、悪い意味で昔ながらの田舎の学校です。地域ぐるみで行事に取り組んだり、みんなで団結して同じ目標に向かって頑張ることが多く、息子のように個性の強すぎる子は、地域の仲間に加われないことで疎外されてしまうのです。

 

息子は私によく「学校はもう飽きた」と言います。そんな息子に、じゃあ学校もうやめようか?と聞くと、息子は「まだ辞めない」と言います。

個人的には、学校はもうどっちでもいいと、本気で思っています。今の学校は、息子が無理をしてまで行く場所ではないです。それよりも、息子のコミュニケーション能力を育ててくれそうな療育施設に通うほうが、よほど息子のためになります。

でも来年度になって、学校でもし息子にいい出会いがありそうなら…そして、息子が学校へ行こうって気持ちになったら…あくまで出会いの場のひとつとして、学校に行ってもいいのかな?とは思います。

 

 

 

 

おまけのつぶやき。

本の学校の先生って、大学を出てすぐ教壇に立ってしまうので、実は圧倒的に経験不足なんです。かつての自分がそうでした。

そして一旦先生になってしまうと、本当に時間がない…せっかく興味を持った分野の勉強をしたくても、日々の業務に追われてなかなかできないのが現状だと思います。

だから私は、学校の外にいる人たちの力か必要だと、本当に思っています。特に発達障がいを抱えている子供たちに対しては、その子に寄り添うことが本当に大事で。

発達障がいの専門家ではなくても、寄り添うのが上手な人たちって、実はたくさんいます。落ち着きがなくじっと座っていられない子でも、その子を追いかけながらカットしてくれる美容師さんとか。うちの息子が持つ世界に「付き合う」のではなく、息子の世界に「一緒に入って」遊んでくれる支援員さんとか。

だから、今苦しい状況にある子供たちのことで心を痛めていても、きっとその子の居場所はある!って思うし、出会いの場を増やして可能性を広げてあげることが、私たち親にできることかなって思います。