私は幼い頃、よくお風呂の中で考えていたことがあります。もし私が死んだら、私は一体どこへ行ってしまうのだろうか…と。不思議と、私が死とともに消えて無くなるという感覚ではなく、私はどうなってしまうのだろうか、どこへ行ってしまうのか、という感覚を持っていました。
この「私」の正体、今思えば私の中にある魂のことだったのかなと思います。私たちひとりひとりは魂を持っていて、その魂が肉体と合わさって、ひとりの人間として今地球上で生きているのです。
人間として今地球上で生きている理由は、魂の成長のため。魂の状態では経験できないことを、人間という肉体を持った存在として生きることで、初めて経験できるのです。
魂には個性があると思います。スピリットと呼んだ方が、より個性的なイメージを得られるかもしれませんね。
ひとりひとりが持つスピリット。本来のスピリットが持つ個性に繋がるには、とことん自分と向き合うことが必要です。
私たちはついつい人と自分を比べて、自分の価値を判断してしまいます。あの人にはないこんな部分を私は持っている！などと人と自分を比べることで、自分が優れている部分を見つけて優越感に浸ったり、それが自分の個性だと思ったりします。
でも、人と自分を比べることは決して悪いことではありません。そこに優劣をつけたり、優越感や劣等感を抱くのではなく…その人からインスピレーションや刺激を受けて、自分らしさを見つけるヒントにすればいいのです。
そうして自分の本来持つスピリットに繋がり、自分らしさや自分の使命を完全に思い出すことが「覚醒」なのだと思います。
覚醒する時期は人によって違うだろうし、覚醒しないまま今世を終える魂もあると思います。覚醒した方が優れているとか、覚醒しなければ劣っているとかではなく、その魂が今世でどう生きるのか？覚醒するのか？しないのか？は、魂がある程度決めてきているのだと思います。
あとは、せっかく今の地球に人間という肉体を持って存在しているのだから、どれだけ経験ができるのか？どれだけ楽しめるのか？だと思います。
この経験には、いいことも悪いことも含まれます。日常の中で悪いことが起きてしまうと、その時は嫌な気持ちになりますが、その時に自分がどう感じるのか？どう動くのか？などを客観的に知るチャンスでもあります。ピンチはチャンス！なのです。
自分の今の生活を、俯瞰して上から目線で、まるでドローンで撮影した映像のように見てみると…悪いことが起きてもそこまで落ち込まずに、受け入れやすくなるかもしれません。
自分の人生は自分が思うようになります。願えば叶います。
でも例えば、お金が欲しい！とただひたすらお願いしているだけでは叶いません。もっと具体的に、こういう方法でお金を稼ぎたい！とか、もっと言うと玉の輿に乗りたい！とかでもいいのだと思います。
そうなると、次にその方法でお金を稼ぐには何をすればいい？とか、玉の輿に乗るにはどんな場所で出会うべき？とか、自分のやることがどんどん見つかっていきます。
こう考えていくと、人生楽しくなりそう！ってワクワクしませんか？せっかく人間として生きているのだから、今しかできないことを、思いきりやってみませんか？
それが、魂の成長に繋がるのですから…ね。
