1つ 知識や偏見をまず置いてくこと
2つ 好きか嫌いかは後で考えること
3つ 揺れて動く心に従うこと
…いいから黙って飛び込んでくればいいのさ
4つ 愛の深さを比べ合わないこと
5つ 神様みたいに信じすぎないこと
6つ あんまり大事に仕舞い込まないこと
…空に放り投げてみたっていいんだぜ
7つ どんな歌も終わりがあると知ること
8つ 泣いてもいいからちゃんと次に行くこと
9つ すなわち音楽これ人の心
…絶やしちゃいけない人の命そのものなんだよ
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このフレーズは、日食なつこさんの「音楽のすゝめ」という曲の歌詞を抜き出したものです。
コロナ禍で音楽活動が完全にストップしてしまった時期に、こんなの違う、これじゃいけないよね、という想いから、音楽に対する熱い気持ちを書いた曲なのだそうですが…
音楽に限らず、今私たちが生きている激動の時代を生き抜くためのコツみたいなものが、ギュッと凝縮してあるようなフレーズに思えませんか?
ここにある、心に響く言葉の数々…私は最初にこの曲を聴いたときには魂が震えましたし、今も聴く度にウン、そうだよね!と共感し、たくさん勇気をもらっています。
では、歌詞の続きです。
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失われた時間は二度と来ない
また会える約束もできやしない
すぐに 朝が来て 現実が来て
夢の醒める温度を知っちゃって
濁流のような渦の中
押し流されそうな記憶を
腕一本で 指一本で
保ち続けるお前に幸あれ
短い 短い 短い夢を
朝が来れば 幻と化す夢を
後先もなく かき集めてしまう
馬鹿な僕らでいようぜ
また馬鹿な僕らで会おうぜ
(音楽のすゝめ/日食なつこ)
…何だかもうね、言葉の裏にある気持ちがあったかいんですよ。日々を必死に生きている人たちに対して「お前に幸あれ」とかね。
あとは「馬鹿な僕らでいようぜ」って言われると安心できるというか、無理をせず、等身大の自分でいいんだよね、って思えるんです(^_^)
ちなみに、この曲のPVに象徴的に出てくるフラッグ(旗)。モノクロームな世界でピアノを弾くなつこさんの周りを、フラッグを掲げたダンサーさんたちが幾重にも重なるさまは、まるで舞台を見ているかのようです。
フラッグ=道標のようなものって捉えると、ここに出てくる言葉たちは、私にとってここで生きていく上での道標だったりするのです。
(もう、歌詞完璧に覚えちゃったもんね!)