昨日の夕方、放課後デイへ娘を迎えに行く途中に見えた景色が、あまりに美しくて感動しました。
まだ薄明るい空に見える白い月。時間を経て空が暗くなるにつれて、明るさを増してくる月。
反対側の空は夕焼け色に染まり、遠く海の向こうには島のようなものが見える。
やがて街には明かりが灯り、人々は夜の時間を楽しんだり、私たちのように家路についたり。
そして家に着く頃には、真っ暗闇の空に煌々と月が光っていました。
最近私は、少しだけ落ち着かない気持ちで過ごしていました。特に何かあったわけではないけれど、たまにやってくるちょっとした不安だったり、鬱々した気持ちだったり。
でも、昨日見た景色のひとつひとつが本当に素晴らしくて、感動的で。私は今、ここに生きているんだなぁって、心の底から思えたんです。
人間生きていれば、いろいろなこともあります。
先日無事に決まったはずの、娘の学校の次期PTA役員。その後、やっぱりできない!とか、役職が代われば引き受けてもいい!とか…一旦役員を引き受けた人が学校に直接掛け合ってしまったようで、すったもんだがあったそうです。子供たちのために役員を引き受けてくれた人がいれば、打算的な考えで役員を引き受けた人もいるようで…いろいろありますね。
一方で、昨日の夕食の時間。いつもは元気なおじいちゃんが、珍しくうたた寝をしていたかと思ったら、何だか苦しそう?…おじいちゃん、大丈夫?って一瞬思いましたが、ひとまずは大丈夫そうでした。でも、おじいちゃんも90歳を越え、年齢的には何が起きてもおかしくない…そんな思いもよぎりました。
人として生きていれば、いつも穏やかに過ごせるわけではないし、いつ何が起きてもおかしくはないですよね。
でも、私たちは今を生きている。ただそれだけなんだと思います。
先のことを心配したり、不安な気持ちに襲われたときは、空を見上げて、可能なら自然に触れて…そうすることで、地球に生かされている自分に気づくことができるし、自分が護られている安心感を得ることができます。
この先の人生、何が起きるかわかりませんが。たとえ何が起きても、きっとどうにでもなる…ちょっと乱暴な言い方かもしれませんね。
でも、昨日素晴らしい景色に出会えて、自分がここに生かされているって思えましたし、今を生きているとも思えました。
今ここで、自分がやるべきことをやる。それを続けていれば、きっといろんなことが繋がって…どんな道を辿ろうとも、結局自分が行くべき場所には行けるんじゃないかなぁって、思うんです。
そういう意味で。どうにでもなるんです。