前回の記事で触れた、アーティストの日食なつこさん。M-1グランプリのプロモーション動画に起用されたのをきっかけに存在を知りましたが、その唯一無二の音楽に私の魂は撃ち抜かれました。
時にはリズミカルに暴れ回り、時には空高く伸び行く、美しいピアノの旋律。その旋律に乗せて歌われるのは、なつこさんによって紡がれた、決してきれいごとではない本物の言葉たち。
いやぁ、もうね、こんなに衝撃を受けた音楽は、本当に久しぶりです。衝撃が抜けきれずに呆然としているから、こうして想いをブログに書くしかないのですよ…すみません。
なつこさんの世界に触れて、思い出したこと。
私はこういう、世に抗う反骨精神が、やっぱり好きなんです…
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綺麗事では済まない現実。嘘ばかりの世界。
周りに迎合するだけの人たちには、本当に反吐が出る。
SNSで日常を晒して、いいね!を集めて喜んでいるバカども。
相変わらず争うことを止めないバカども。
自分が単なる人間に過ぎないことを忘れたバカども。
権力社会に守られていた人たちの真実が炙り出される姿は、もはや痛快でしかない。
普通とは違って何が悪い。
普通の中でぬくぬくして、はみ出した人たちを見下しているおまえたちは、そんなにも偉いのか。
普通からはみ出す勇気もないくせに。
マウント取って、ジャッジして、そんな世界はもう懲り懲りだ。
だから私はもう、覚悟を決めて自分の道を行く。
いい人はやめる。周りに合わせるのもやめる。
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断崖絶壁切り立った崖のその切っ先に立ってんだ
もう一秒だって今の自分で居たくないんだ
目下に広がる大展望は未来の気配を孕んでいる
ひっくり返して遊ぼうぜ、PLAY!
(ログマロープ/日食なつこ)
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すみません。久々に毒全開で書いてしまいましたね。
でも私は、今までも反骨精神で生きてきたわけで。
高校教師時代も、どうにもならない男社会の中で、日々トイレのドアを蹴り飛ばしていましたし。
夜中に叫びながらドライブとかしていましたし。
…さて。
今私たち親子が抱えている、学校という閉塞的な社会で生きていく術とは…
もう、常識全部ひっくり返して、遊ぼうぜ。
自分たちのやりたいように生きようぜ。
…PLAY!
というわけで、私の中でしばらく眠っていた反骨野郎が、見事に復活したわけです(^_^)
追記…日食なつこさんが、今回のM-1グランプリに応援コメントをされています。なつこさんらしい、カッコよくて素敵なコメントなので、掲載させてもらいますね。
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断崖絶壁に追い詰められてなお、逆転の可能性を見ている。背水の陣に立たされてなお、口元には笑みが浮かぶ。そんなふうに生まれてしまった生き物たちのテーマとしてこの曲(ログマロープ)を長らく歌い続けてきました。M-1というフィールドにそれが届く日が来るとは……とても光栄です。お笑いも歌唱も、目の前の人間を己の技術と感性で揺さぶることができるか否かの挑戦であるという点では本質的に極めて似通ったところで隣り合っているのだと思います。だからこそのエールを。奮わせてください。観客を。ライバルを。何より、己の心そのものを。