占いとかスピリチュアルの世界で、特に女性の方によくあることなのですが…占ったり扱ったりする内容が恋愛のことに偏りすぎている人、まわりにいませんか?
そりゃあ恋愛をしているときは、この恋が上手くいくのか?気になりますけど…まぁ私も恋に恋していた時期もありますし、今も恋愛ドラマなどを見てキュンキュンもしますけど…世の中、もっといろいろなことが起きていますよ。もっと考えるべきことが、たくさんありますよ。
でも、占い師さんの商売的には、きっとこういう恋愛関係のことを扱った方が、お客さんが集まるんですよね…だから、恋愛のことばかりを扱う占い師さんが増えてしまうのだと思います。
そしてこの恋愛がらみで、厄介な理論があります。それは「ツイン」理論。
どういう理論かというと、もともと1つだった魂が、地上に降りてくる時に2つに分かれて、それぞれが地球上でいろいろなことを学び、やがて統合をする、という感じの理論です。
そもそも魂が地上に降りてくる目的は、地上でいろいろなことを経験して、魂を成長させるため…だから、実際にこのツイン理論自体は存在するのだと思います。
問題なのは、このツイン理論を恋愛感情と繋げてしまうことであり、そこにロマンチックな感情を持ち込んでしまうことです。このツイン理論を持ち出すことで、その人の恋愛を何か特別なものだと勘違いさせてしまい、私たちは特別!という選民意識を持たせてしまうのです。
そもそも、ツインの魂に性別なんていう概念はないと思います。お互いに魂を成長させる同士として、離れたところで切磋琢磨をしているのが、本来のツインの姿だと思います。
それなのに、この関係は普通の恋愛とは違うだの、私たち2人は離れていても繋がっているだの…だから何なんですかね。人に恋する気持ち自体は素敵なことだし、恋愛は恋愛として、ツインなんて理論を持ち出さずに、単純にその恋愛から多くのことを学べばいいんじゃないですかね。
スピリチュアルを語る女性で、頻繁にこのツイン理論を持ち出し、恋愛と繋げてしまう人…その裏にあるのは、商売としてスピリチュアルを利用している場合だったり、またその人自身が恋に恋してしまっている場合だったり…また場合によっては、不倫などの道ならぬ恋愛に対する正当化の手段だったりもするのかもしれませんね。
スピリチュアルの世界はそんなに甘くはないし、ロマンチックでもないと思いますよ。恋愛自体はとっても素敵なことですが、恋愛ばかりではなく、もっと現実に起きていることにも目を向けてみませんか?