ここ最近記事に書いている、依存のお話。
強い人に頼り切ってしまうのが依存なわけですが、じゃあ誰にも頼らずに1人で生きていけって言うの?と言われると…決してそうではありません。わからないことが出てきたときに、もちろん人に聞いてもいいし、アドバイスをもらった方が解決につながることも多いですよね。
では、何が依存なのか?というと…
人にアドバイスを求めることは依存ではなく、
人に答えを求めてしまうことが依存、なのです。
「〜さん、どうすればいいかわからないから、何かヒントをちょうだい!」
「〜さん、悩んでいることがあって、何かアドバイスがあったら教えて!」
…これはオッケー。ヒントやアドバイスをもらって、考えたり答えを出すのは「自分」なので、大丈夫。
「〜さん、どうしたらいいの?どうすればいいか教えて!」
…これはアウト。相手に答えそのものを聞いてしまうと、自分で考える力がどんどん奪われていって、最終的にその人なしでは何もできなくなってしまいます。
依存というのは、本当に恐ろしいです。依存する人も、依存させる人も、最初は依存につながるとは思っていない場合がほとんどです。
では、どんな場合が依存につながるのでしょうか?
(依存している人)
・いつも相手の言動とかSNSを追いかけている
・自分でこうかな?と思っても、一応相手に確認しないと不安になる
・ひとりになるのが怖い
・相手と意見が違う場合は、自分の意見を引っ込める
・相手に物をあげたり、尽くすことで感謝の気持ちを表している
(依存させている人)
・自分から常に何かを発信したい
・自分の意見に同調してくれるとうれしくなる
・自分の意見を素直に聞いてくれる人は、可愛がりたいと思う
・フォロワーの数が気になる
・相手にごちそうしたり、おごってあげることで感謝の気持ちを表している
…これを見て、何か気づいたことはありませんか?
そう。依存には、武家社会の御恩と奉公とでもいうような「主」と「従」の力関係があるのです。これが発展していくと、依存させている人を頂点として、枝分かれをしていくピラミッド型の力関係になっていきます。
依存しやすい人は、基本的に自分の意見に自信がありません。常に不安なのです。そこにつけ込むのが依存させる人であり、極端な場合はネットワークビジネスなどに引っかかってしまうこともあります。
私は依存している…と気づいたら、まずはそこから抜け出すことです。
自分はどう思うのか?に自分自身じっくりと耳を傾けて、そうして自分で導き出した答えに自信を持つこと。最初はしんどいですが、自分がブレなければ、共感してくれる人が必ずいるはずです。
こうして、自分と向き合う作業を根気強く続けていくことで、本当に強い自分になることができるのです。