私は今までの人生を振り返ってみて、「こうなりたい!」と願い、実際に叶ったことが3回ほどあります。
願いを叶える秘訣は、願いをビジョン=画像として具体的にイメージすること、なんです。
では、実際にどんなふうにビジョン化して、どんな願いが叶ったのか?を書いていきますね。
願い①…先生として吹奏楽部の顧問になり、指揮をすること。
こんなビジョンをイメージしました。(ビジョンを再現するための絵…下手なのは勘弁してください!)
私は以前高校教師をしていて、担当教科は英語でした。吹奏楽部の顧問は音楽の先生がなるものだと思っていたので、正直これは叶わぬ夢だと思っていましたが…私が勤務した高校には吹奏楽部がなく、生徒たちの要望に応える形で吹奏楽部を作ることになり、言い出しっぺの私が顧問を引き受けることになりました。
吹奏楽部の顧問という夢は叶ったわけですが、ゼロから部活を創るのは本当に大変で…最初は部員が少なく、しかも初心者ばかりで、なかなか吹奏楽の形にはなりませんでした。楽器も一から買い揃えなければならず、学校との予算交渉も大変でした。
さらに私自身が指導をする自信もなく、音楽の先生じゃないから…と言い訳をしていました。でも、とある男子生徒が入部し、彼の熱意に動かされて子供たちや私自身の意識が変わりました。たとえ経験がなくても、自分たちが本気になって取り組めば、自分たちの限界を突破できる!ってことを彼に教わりました。
やがて我が吹奏楽部はコンクールに出るまでに成長し、私は顧問としてコンクールで指揮をする夢が叶ったのです。
願い②…お母さんになること。
こんなビジョンをイメージしました。
私は昔から「お母さん」というものに憧れていて、いつかお母さんになりたい!って思っていました。
旦那さんと結婚して、共働きを続けながらも赤ちゃんを授かりました。しかし、当時の私は仕事と家庭との両立に悩んでいて、精神的に不安定で…その影響か?残念ながらその子は流産してしまいました。
この悲しい出来事をきっかけに、私は先生の仕事を辞めました。しばらくして再び赤ちゃんに恵まれ、今度は無事に出産まで漕ぎ着けました。
待ちに待った赤ちゃん!お母さんになるという夢は叶いました。でも、実はその子が発達障がいを抱えていて…この後予想外の苦労することになるのです。
願い③…娘と肩を並べて歩くこと
こんなビジョンが浮かびました。
娘に発達障がい、しかも自閉症スペクトラムがあるとわかった時は、目の前が真っ暗になりました。私の人生は終わった…とまで思いました。
その時に浮かんだのが、今回のイメージ。自閉症の娘と肩を並べて歩くなんてことは、もうできないのかなぁ…と、半ば諦めの気持ちでイメージしていました。
でも、その当時出会った療育の先生たちのおかげで、発達障がいを前向きに捉えられるようになり…ダメな子ではなく、ユニークな個性の持ち主である!と考えられるようになりました。
家族や仲間たちから良い刺激や影響を受けて、娘はいろいろなことができるようになり、信じられないくらいに発達段階が成長しました。かつて一度は諦めていた、娘と肩を並べて歩くこと…中1になり、私の身長を遥かに越した娘と、買い物しながら一緒に肩を並べて歩いたりしていて、今は夢が叶っています(^_^)
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具体的にビジョン化してイメージした願いごと…最終的にはどれも叶っているのですが、叶うまでには紆余曲折があったり、自分のイメージ通りに物事が進まなかったり…すんなりと叶うわけではありません。
それでも、その時々の状況を受け入れつつ、前向きに日々を過ごすことで、確実に願いが実現へと向かっていくような…そんな感じがしています。
さて、今の私が願うこと…こんなイメージです。
家族みんなが幸せに暮らすこと!
子供たちは独立するかもしれないし、必ずしも一緒にいるとは限りませんが、みんなが健康で元気で、笑って暮らせていることが…今の私の願いです。