ついこの間夏休みに入ったと思ったら、もう8月なんですね…時の流れの早いことσ(^_^;)
コロナ禍の影響を受けて、昨日は息子の数少ない友達との約束がキャンセルになってしまいました(>_<) チーン、ってなってる息子のために、張り切って流しそうめんキットを出してきたはいいけれど…機械の不具合で?何だかうまく水が流れない…再びの、チーン(>_<)
それでも、コップから強引にお水を流し込んで!半手動状態で、流しそうめんを楽しみました(^_^)
ちなみに昨日、家族全員が一日中パジャマで過ごしたのは、ここだけの話ですσ(^_^;)
さて、夏休み。娘は部活に放課後デイにと忙しいのですが、息子はまぁ暇なこと…私はガッツリ息子と過ごす日々を送っています。
うちの息子、こだわり強めの自閉症スペクトラムです。一緒に遊んでいても、突然息子独自のルールを発動したり、私のちょっとした言動でパニックになったり…一緒に遊ぶのにまだまだ神経を使いますし、正直言うとめちゃくちゃ疲れます。
でも、そんな息子には得意分野があります。それは、尋常ではない記憶力と、数字とメカに強いこと。例えば、何年も前に起きた出来事の日時を正確に覚えていたり、私でも知らないカーナビの機能を使いこなしていたり…って具合です。
息子のこういう部分を考えていたら、そういえば娘も幼い頃は同じだったなぁ…と思い出しました。
娘がまだ幼稚園に通っていた頃。娘もまだまだこだわりが強くて、育てるのがものすごく大変でした。お絵描きにしても、描きたいビジョンは娘の頭の中にはっきりとあるのに、自分で描く自信がない…そこで娘は、母親の私に指示を出して、私が娘の代わりに絵を描く、ということをしていました。
ある日のこと。いつものように、娘からお絵描きの指令が…さぁ、今日は何だろう…
この日の指示は、何やら数字とひらがな。使うクレヨンの色も指定してきました。ひとまず娘の言う通りに書いていくと…画用紙の上には、4桁の数字と、ひらがな1文字の組み合わせがたくさん。使っている色は、黒と緑の2色。
ある程度書いたところで…あ!娘が何を書いてほしいのか、私は気づいてしまいました。
娘が私に書いてほしかったのは、自動車のナンバー。当時幼稚園に通っていたお友達の車、15台ほどのナンバーを、娘は正確に覚えていたのです。しかも、黒と緑の色分け=普通車と軽自動車の仕分けもバッチリ!これはね、当時ちょっと鳥肌立ちましたよ。
そんな娘も、さまざまな療育機関に通って、先生たちやお友達と交流を重ねていくうちに…こだわりの強さが徐々に取れてきました。自分から人の輪になんてとても入れなかった娘が、今は積極的に自分から仲間に声をかけるようにまでなりました。本当に成長したものです。
そして、とある日のこと。娘と車に乗っていて、お友達の車とすれ違ったような?気がしたので、娘にそのお友達の車のナンバーを聞いてみたら、娘から返ってきた言葉は…
あれ?何だっけ。忘れちゃった!ハハハー!
…あれだけ緻密だった娘の記憶力。こだわりの強さが徐々にほどけるとともに、緻密な記憶力もほどけてしまったようですね(>_<)
でもね、人間離れした記憶力は失ってしまったかもしれませんが、娘は今、過去に抱えていたこだわりとか生きづらさからはだいぶ解放されて、自分の人生を思いきり楽しんでいます。きっと、これでよかったのだと思います。まぁ記憶力を失ったせいで、勉強はかなり苦戦していますけどねσ(^_^;)
一方で息子は、まだまだこだわりが強い分、ある意味での天才脳は継続中?なのかな。息子がこの先どんな道を辿るのかは、もう息子次第です。
人間の脳って、本当に面白いですよね。娘の変化を目の当たりにしてきて、本当にそう感じています。
そういえば、偉人として有名なアインシュタインやエジソンも、実は発達障がいだったと言われています。天才脳を持つ彼らを支えていた家族は、きっとこだわりの強さに苦労していたでしょうね…