Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

「怒り」を冷静に分析する

先日久しぶりに、荒れ狂うほどの怒りが込み上げる出来事がありました。怒りのきっかけは、うちの両親です。

私にとっては毒親である両親。側から見ると一見普通の親子関係ですが、私に対する支配や束縛がものすごいんです。何でも与えられる代わりに自由がきかず、何もやらせてはくれない…ずっとそんな感じでした。

 

嫁に出て、発達障がいを抱える子供たちを自分なりに育てたことで、少しずつ私たちの親子関係も変わってきました。ある部分で私のことを認めてくれるようになり、大人同士の話がやっとできるようになってきました。

それでも唯一、新型コロナのワクチンに関しては意見が対立しています。私はできればワクチンを打ちたくないのですが、両親はいち早く打って安心したいようです。前回デルタ株が流行した際は、結局私が根負けして、仕方なくワクチンを打ちました。

 

そして今回のオミクロン株。私は基本的にワクチンを打つ必要はないと思っています。母親とワクチンの話になったとき…ワクチンと変異種とのイタチごっこになっていることや、ワクチンによる免疫機能への影響のほうが怖いことなど、自分の意見を伝えてみたら…お前はそんなことを考えているんだね…と驚かれましたが、ひとまずは意見を受け入れてもらえた気がしました。

大人になって、母親がやっと、私の意見を聞いてくれるようになった…私は密かにうれしく思っていました。

 

そして翌朝、母親から電話がかかってきました。要件は、昨日話したワクチンのこと…オミクロンの変異型が出てきたっていうし、やっぱりワクチンを打ってくれ、お願いだから打ってくれ、何でまわりのみんなと同じことができないのか、感染したらどうするんだ、テレビでも毎日ワクチン打てって言っているじゃないか…結局、いつもの押さえつけが始まりました。

昨日はわかってくれたんじゃなかったのか…結局いつもと同じなのかよ…

電話をしている間は気持ちが沸々としていて、切った途端…糸が切れました。

 

うるさいんだよ!…うるさいんだよ!!

ふざけんじゃねえよ!ふざけてんじゃねえよ!!

何言ってんだよ!結局いつもと変わんねえじゃねえかよ!!

もう何なんだよ!本当に訳わかんねえよ!!

 

…今思えば、ものすごい怒号だった気がします。大暴れしてしまいました。となりに住むおじいちゃんにも、荒れ狂う様子が聞こえちゃったかもしれません。

やっぱりうちの親は、どこまでいっても毒親なんだな…あきらめの気持ちと、情けない気持ちと、何とも言えない感情が込み上げました。しばらくは連絡取るのをやめようと思いますが、息子が母親のことを好きなので、完全に関係を断つことはできないですけどね…

 

しばらく経ってから、気持ちが落ち着いたところで…私はなぜ、あんなに怒り荒れ狂ったのか?を、ちょっと冷静に考えてみようって思ったんです。思いつくままに書き出してみました。

・自分の意見が受け入れられなかったことへの失望

・一旦は認められたと思ってしまったことで、怒りの反動がものすごかったこと

・親の意見を押し付けられたことに対する反発

・「みんなと同じことさえしていればいい」という同調圧力への反発

・「親の言うことを聞かせて、言う通りにさせることで安心したい」という、親の安易な考えに対する失望

・テレビの言うことを鵜呑みにして自分で調べようともしていないのに、親として上から目線を保とうとしているのを、くだらないと思う気持ち

 

そしてもうひとつ、こんなことも感じたんです。

・父親が自分の意見を言わず、代わりに母親に言わせたことで、父母間の主従関係に改めて気づいたこと

…そう、今回母親が電話をしてきたいちばんの理由は、きっとこれなんです。前の日に母親は、私の意見を本当に受け入れてくれた気がしますし、その後父親の意見を聞かされて、私に伝えるように言われた…って考えるのが、いちばんしっくりくるんですよね。

うちの父親は農家をしていて、母親はずっと手伝いをしてきました。仕事上、母親は父親の指示をずっと聞いてきたわけで、長年そうしてきたことで父と母の間に主従関係ができてしまったんですよね。

そう考えると、本当の意味での毒親は父のほうなんです。自分の意見を直接言うことなく、母親に自分の意見を言わせる…つまり、嫌な役を母親にやらせているんです。

一見すると仲が良いうちの両親、でもずっとこの主従関係を続けているって、やっぱり異常ですよね。不健全な関係を続けている人たちに正論をぶつけたって、聞いてもらえるわけがない…今回はそんな結論に至りました。

怒りの感情も、分析すれば役に立つんですね!

f:id:hattatsumamajuan:20220222091034j:image