Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

人生の、いろいろな味

すっかりどハマりしてしまった朝ドラ「カムカムエブリバディ」…最終回が近づき、物語が佳境に入っています。

戦後復興の慌ただしい中で起きた誤解により、母娘断絶状態になってしまった主人公たち。時を経て、まわりの人たちとの巡り合わせもあって、少しずつ娘の母に対する誤解が解けて…今はアメリカにいる母への想いが募り、母と娘が無事に再会できるのか?という感じで物語が進んでいます。

戦争に翻弄されながらも、昭和の時代を懸命に生きた母。母との苦い思い出を胸に秘めつつ、昭和から平成の時代をたくましく生きた娘。そして、そんな2人を結びつける役割を果たしていく、今の時代を生きる孫。そんな主人公たちの人生と、関わっていく人たちの悲喜交々が、優しいジャズの調べとともに紡がれていきます。

 

このドラマには、世代を繋ぐキーアイテムかいくつか登場します。まずは、タイトルの「カムカムエブリバディ」の由来であるラジオ英会話。次に、苦しい時代を生き抜くために、商売道具として出てくる和菓子のあんこ。そして、娘の人生に大きく関わってくるジャズ。

このドラマでは、時折BGMとしてジャズピアノの優しい調べが流れてきます。優しくもあり、ちょっぴり苦くもあり、まるで人生に寄り添うかのような穏やかなメロディ…調べてみたら「一緒に帰ろう」という、このドラマのオリジナル曲のようですね。

作曲されたのは、金子隆博さん。何と、あの米米CLUBのメンバーだったフラッシュ金子さんなんですね!びっくりです。かつては米米CLUBでサックスを吹いていた金子さんですが、原因不明の病気でサックスが吹けなくなり、その後作曲家になられたのだそうですね。このドラマには、そんな金子さんの人生を投影したかのような登場人物も出てきます。

 

人生はいろいろな時があり、いろいろな味わいがあります。甘酸っぱかったり、青臭かったり、ほろ苦かったり、時には腐りかけたり…そういういろいろな味を知ることで、その人の持つ味わいにグッと深みが増すような気がします。

切なく優しく流れてくるジャズの調べとともに、朝ドラを見ながら自分の人生に思いを馳せてみるのも、たまには悪くない…そう思うと、朝ドラを楽しむひとときが、なんて贅沢な15分間なのだろう!って思います。

すでにアラフィフである私。ひと昔前なら、人生を終えてもおかしくない年齢になりました。これから自分の人生がいつまで続くのかはわかりませんが…今自分にできるのは、今この瞬間を生きること。

今ここで、日々感じることを味わい尽くす…なんて贅沢な人生!って、思いませんか?

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