Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

優しい世界の住人

発達障がいを抱える子供たちを持って、よかったなぁ…と思うことがひとつあります。それは、彼らの中にある世界が限りなく優しいことです。

発達障がい児が持つ純粋さに触れ、彼らの持つ独特な世界観を受け入れてくれる人たちは、彼らのことを優しく見守ってくれます。そんな彼らとともに過ごしているうちに、見守るこちら側も優しい気持ちになって、逆に私たちのほうが癒されていたりもします。

 

先日娘が学校でお弁当を食べていた時のこと。スパゲティを急いで食べたら、変なところへ入ってむせてしまい、気づいたら鼻からスパゲティが出ていたそうです!

こんなエピソードを屈託なく話してくる娘…あー痛かった!だからお弁当あんまり食べられなくて、結局残しちゃったよぉ!ってケラケラ笑って話している姿は、本当に微笑ましいです。きっと、めちゃくちゃ痛かったでしょうね…ハハハ。

 

一方で息子のほうは、私が学校へ迎えに行くと、いつも教室に残って後始末をしています。黒板の文字を消したり、明日の時間割を表示したり、教室の整頓をしながら、先生と楽しくおしゃべりをしています。

最後に電気を消して、さぁ帰ろう!って時になると、息子は黄色い帽子を脱いで、その帽子を大きく振って先生とお別れをします。そんな息子を微笑みながら見送ってくれる先生…息子にとって、毎日のこの時間がものすごく大切なのだろうと思います。明日も学校に来よう!って思える瞬間かなと、私は感じています。

 

娘も息子も、一般的な感覚と比べてしまうと、それぞれが独特な世界観を持っています。学校や一般社会では、その価値観が受け入れられないこともあって、そういうときは親子で苦しんだりもします。

でも家に帰ってくると、彼らはそれぞれ好きなことをして過ごしていて…我が家に優しい時間が流れ、とても穏やかな気持ちになります。

娘はネイルアートにハマっています。普段は学校にして行けないので、雑誌やネットを見て情報収集や勉強をして、長期休みになったら実際にネイルアートを施します。春休みになって、久しぶりにネイルができる!と楽しみにしているようです。

息子はひたすらYouTubeで動画を見ています。よく見ているのは、HIKAKINさんやさかなクン、あとは元体操のお兄さんであるよしお兄さんの動画です。基本的には人を傷つけない、安心して見ていられる動画が好きなようです(^_^) 

 

一旦自分たちの外に目を向けてしまうと、人と比べて自分のダメなところばかりが気になって、特に娘は落ち込むことも多いです。私たちに対する偏見の目というのも多少はあるので、そういうのがキツくて、ヘコんで帰ってくることもあります。

でも、自分たちの中にある世界に目に向けると、とっても愉快で楽しかったりします。娘は未だに私とぬいぐるみでごっこ遊びをしますし、息子と私は口でオナラの音を出し合ってキャッキャしていますしσ(^_^;)

そんな子供たちにつられて、私も決して外ではやらないモノマネが炸裂して、そこに息子がツッコミを入れたり…フフフ、けっこう楽しいです(^_^)

 

うちの子たちのように、発達障がいを抱える子供たち。うまくいかないことがあると、理性が効かずに本能が先走って、暴れてしまう子もいたりしますが…そんな子たちも、基本的にはとっても優しくて純粋です。

彼らの中にある世界は、どこまでも限りなく優しい…親として、私もそういう優しい世界の住人でいられることが、本当に幸せだと思っています。

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