前回の記事と関連するので、簡単に振り返りますね。
卒業を控えた娘のクラスで、思い出作りのために、卒業式にダンスをやろう!と企画をしたママさん。最初はみんなが賛同したものの、コロナ禍の影響で計画実現が難しくなってしまい、みんなが徐々にトーンダウンしてきました。
この計画をどうするか?のLINE上での話し合い。いろいろな意見が出た中で、企画をしたママさんがダンスを強行宣言!やりたくなければやらなくていい!と言い切ってしまい、結局話し合いが破綻…計画も空中分解してしまったのです。
今回の騒動の原因は、間違いなく主催ママさんのやり方に問題があったこと。みんなの意見をまとめるよりも、ダンスをやりたい!の気持ちが勝ってしまったんですよね。
友達同士の計画ならば、それでもいいと思います。でも今回は、子供たちの卒業記念のイベントという位置付けで進めてきたこと。正直言って、勝手に企画して、勝手に動いて、うまくいかなくなったら放り投げて…振り回された方は、たまったものではないですよ。
これなら最初から、こんな企画なんてしない方がよかった…多くの親御さんがそう思っているのではないでしょうか。
今回もうひとつ感じたこと。LINE上の話し合いで、みなさんの率直な意見が出てきましたが、その人の人間性というものもメールの文面に出ていたんですよね。
例えば主催のママさん。基本的には強い態度を取り続けていましたが、地元の実力者的なパパさんに対してだけは、下手な態度を取って忖度をしているのがわかりました。
そしてもうひとり。主催ママさんの協力者である別のママさん。この人は、常に主催ママさんのフォローをしていました。こっちは一生懸命頑張っているんだから、みんなもっと意見を出してよ!とか。最初からこういう話し合いができていたら、主催ママさんはこんなに悩まなかったのに…とか。
でもここで…地元の実力者パパさんが、フォローをしている彼女に物申しました。
LINE上で、みんなが最初から活発に意見を出せるとでも思ったのか?とか。最初から話し合いができていれば…と言われても、我が家は嫁が病気になって闘病していて、それどころではなかったのに、そんな言い方をされては心外だ!とか。
そうして結局このパパさんは、この計画からいち早く降りてしまいました。
ここで彼女は焦ったのか?このパパさんにフォローのメールを入れてきました。誤解があったことへの説明と、奥さんのことで私にできることがあったら何でも言ってください!…との内容。でも、明らかに取ってつけたようなメールに、実力者パパさんの返答もアッサリ、形式的なものでした。
今回のやり取りでわかったことは、主催ママさんとお友達ママさんの2人は、人によって態度を変えるということ。みんなに対しては強く出ているのに、実力者に対しては忖度をする…これは完全に、夜の時代の考え方です。
この2人、恐らく学生時代もこうしてうまくやってきたのだと思います。人によって態度を使い分けて、自分の立ち位置を保って…スクールカーストでも、たぶん上位の方にいたのだと思います。
でも今回、コロナ禍という非常事態の中で、この人たちの今までのやり方ではうまくいきませんでした。実力者への忖度が、完全に裏目に出てしまったのです。
これが、夜の時代から昼の時代へと移り変わっているということなんだな…と、私は実感したんですよね。
私自身は、学生時代は不器用に生きてきました。スクールカーストでも最下層の方でしたし、人づきあいでたくさん苦労して、いじめにも何度も遭いました。
でも、その苦労が今になって生きている気がします。しっかりと真実を見て、自分の意見をしっかりと持つことの大切さとか。人によって態度を変えるのではなく、その人が言っている内容にきちんと反応することとか。そういうことの大切さがよくわかります。
今までの夜の時代は、真実に基づいて生きることが難しかったのかもしれません。だから私は苦労をすることが多かったのだと思います。
でもこれからは、真実に基づいて生きることが主流になってきます。思う存分、自分の想いを表現しても構わないのです。
私も含めて、今まで苦労をしてきた人。これからの昼の時代は、そんな私たちの時代ですよ!