Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

リーダーの暴走が招いた悲劇

小学6年生の娘のクラス。卒業を控えた中で、とある騒動が起きてしまっています。

今年はコロナ禍で、運動会も修学旅行もままならず…最後くらいは子供たちに何かしら思い出に残ることをしてあげたい!と、卒業式で担任の先生に感謝のフラッシュモブ(集団ダンスのようなもの)はどうですか?と、とあるママさんからの提案がありました。

これにみんながいいね!と反応して、担任の先生には内緒の計画がスタートしました。提案したママさんがリーダー的な役割となって、卒業式での披露を考えて校長先生に話を通したり、ダンス練習の段取りをしたり、音響機器の調達やら、練習会場の確保やら…いろいろと動いてくれていました。

 

しかし年が明けたあたりから、コロナの感染が爆発的に増えてしまいました。緊急事態宣言まで出てしまい、フラッシュモブの計画に暗雲が立ち込めてきました。全体練習をするはずの体育館が使えなくなり、学校側もフラッシュモブに難色を示し始めました。主催のママさん、何と校長先生との交渉が決裂してしまったのだそうで…学校でのフラッシュモブがほぼ不可能になってしまいました。

さらに悪いことに、地域の介護施設クラスターが発生し、地元の保育園児が感染し、保育園が休園措置となってしまったのです。保育園に通う子は濃厚接触に当たり、保育園にきょうだいのいる家庭は小学生も学校に来れなくなり…どんどん状況が悪化していきました。

 

さて、フラッシュモブをとうすればいいのか?6年生の親のグループLINE上で、親たちの意見交換が始まりました。

親の数だけ意見もいろいろです。でもそこで多く出てきたのは、学校や先生には迷惑をかけたくないこと、フラッシュモブにこだわらずにみんなが無理なく参加できる方法がいいこと、コロナの感染予防には最大限配慮をすること…その上で、担任の先生に感謝の気持ちを伝えたいよね、という意見が多かったように思います。

でも…主催者であるママさん。フラッシュモブに参加したくなければ、別に参加しなくても構わない、もともと任意参加だし…と言い始めてしまったのです。

確かにここまで、フラッシュモブの動画を探したり、音響はどうするか?とか、学校側との交渉とか、いろいろと動いてくれていました。でもそうして動いているうちに、いつのまにか彼女にとっては、フラッシュモブありきの単なるイベントになってしまったのかもしれません。

本来大事にするべきである、担任の先生への感謝の気持ちとか、なるべくみんなが参加できるようにとの配慮とか…その時の彼女の言葉からは、全く感じられなかったのです。

 

思えば、フラッシュモブをやりたい!と言い出したこと、実現のためにいろいろ動いたこと、学校と交渉したこと…すべて、彼女が自らやったことです。言い方は悪いですが、彼女が勝手に動いたこと。

でも状況が悪化してきて、当初思い描いていた実現方法が難しくなってきました。ほかのママさんたちも当初は賛同したものの、状況が悪くなってくれば軌道修正するのも仕方ないし、何より子供たちの望む方法がいいはず…でも主催の彼女は、今回も勝手に自分で決めてしまったのです。参加したくなければそれでいいと。

これで恐らく、この計画から離脱する人が多く出てくると思います。6年生は分裂し、フラッシュモブは一部の人たちだけのイベントとなり…きっと中学に上がっても、今回のことが遺恨として子供たちの中に残ってしまうかもしれません。あなたはあの時、フラッシュモブに参加していなかったよね…的な。

 

主催の彼女も、こんなことは望んでいなかったはずです。できればみんなが参加して、最高のイベントにしたかったと。

でも今回のコロナ禍で、ある意味彼女の持つ本質が炙り出されてしまったわけです。計画を立てるのは大好きだけれど、考え方が暴走しがちで極端であり、決してひとりひとりのことを考えているわけではない…と。

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こういう人がリーダーになってしまうと、こんな事態になってしまうんですね。今回ばかりは、学校が持つ公平さがよくわかりました。学校を通していれば、もっとひとりひとりの意見が反映されただろうし、主催の彼女の暴走もある程度は抑えられたはずです。

 

主催の彼女、6年生の親子それぞれに対して、フラッシュモブをやるのか?やらないのか?の回答を迫っている状態です。この人はいつからそんなに偉くなってしまったのでしょうか…いや、もともと偉かったのが今回露呈しただけなのかもしれませんね。

私個人の意見としては、もうこんな計画には参加しなくてもいいです。でも、これはあくまで子供たちのイベント。今日娘が帰ってきたら、今起きていることをなるべくシンプルにわかりやすく伝えて、その上でどうするのか?娘の判断に任せたいと思います。