最近は自分の家族のことで精一杯だったので、ウクライナ情勢からはしばらく離れていました。久しぶりにニュースをチェックしてみたら、対立構造がますます激しくなって、どちらも後に引けなくなっちゃっているじゃないですか…
自分の国を守る…それももちろん大事なことです。勇気を持って立ち上がっているウクライナの姿は、本当に素晴らしいと思います。
でも、ウクライナはあまりに代償を払い過ぎてはいませんか。国民が犠牲になり過ぎてはいませんか。このまま突き進んだら、ウクライナは何もかも失ってしまう…そうは思いませんか。
ロシアだって同じです。制裁の数々、非難の嵐…ロシア国民というだけで嫌な思いをして、生活を苦しめられるのは、やはり何かが違いますよね。
自分の国を大切に思う気持ちと、国に関係なく人を大切に思う気持ち。どちらかを選べと言われたら、私が選ぶのは後者です。
ロシアのプーチンさんにとっては、こんなに長期戦になるのは想定外だったようですが…抵抗力のあるウクライナに対して、引くに引けなくなってしまっていますよね。
ウクライナのゼレンスキーさんも、徹底抗戦の姿勢を崩さず、やはり引くに引けない状況です。
一体どこまで行けば、この不毛な争いは終わるのでしょうか。長引けば長引くほど、苦しむ人が増えるだけですよね。そろそろ「落としどころ」を考える時期にきてはいませんかね？
第三国の人たちが、ゼレンスキーさんを国外に亡命させて、新たな政権を立て直す計画もあったそうですが…ゼレンスキーさんが頑なに否定したという報道を見かけました。
国を取るのか。それとも国民を取るのか。正論ではなくても、一見して逃げているようでも、自国民を守る別のルートが、きっとあるんじゃないか？って思います。
ゼレンスキーさん、当初はウクライナのために「戦って」いたはずです。今もその姿勢を貫いているだけなのかもしれませんが…引くに引けない今の状況で、国民を犠牲にし続けている状況で、それでも徹底抗戦を崩さずに固執しているともいえる姿…もはや単なる「争い」になってしまっているのでは？って気がするんです。
こんなひどい、不毛な争いを終わらせる方法とは。私の考えは、ひとりひとりが争うことをやめて、困っている人を助ける方にシフトすることだと思うのです。
争うことをやめる…具体的には、たとえ正義のためであっても、兵士として戦地へは行かないこと。たとえ正義のためであっても、デモ等の活動をして相手を非難しないこと。
そして、そういった争うために使うエネルギーを、困っている人を助けるために使うこと。ウクライナの人たちを支援することはもちろん、大っぴらにロシアの人たちを支援することは難しくても、知り合いのロシア人だけでも、困っていたら手を差し伸べること。
争いよりも、支援の輪。愛をもって困難に立ち向かうこと。今の苦しい状況を突破するには、それしかないって私は思うんですけどね…
