Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

先生たちの、本当の想い

今日は子供たちのホースセラピーの日でした。暖かく、天気も良く、絶好のセラピー日和!

先日も書きましたが、ホースセラピーをしてくれるこの牧場は、4月いっぱいで一旦事業休止をすることが決まっています。何の前触れもなく突然手紙が届いた衝撃とか、事業休止の理由があまり語られていないこととか…私を含めて、親たちは正直混乱しています。子供たちはみんなホースセラピーが大好きなので、4月でセラピーが終わってしまうことを自分の子供に言えない人も多いようですね。

 

なぜ事業休止になってしまうのか?ホースセラピーのタイミングで、親はそれぞれ先生たちに理由を聞いているようです。先生たち、セラピーの度に親の質問に答えるのは大変ですよね…って思いましたが、私も今日のセラピー後に話を聞かせてもらっちゃいました…汗。

この牧場を主に管理しているのは、ホースセラピーの先生である管理責任者の女性と補佐役の男性。他にお手伝いのスタッフさんも数名いるのですが、基本的な業務はこの2人で分担してやっています。

朝から晩まで馬のお世話と管理を、ほぼ毎日。それに加えて、営業日は利用する子供たちのお世話と管理。万が一、馬や子供たちに何かあってはいけない…そんな責任を負い続ける生活を5年間続けてきて、おふたりとも心身ともに疲れ果ててしまったのだそうです。

 

職員を増やすなりして負担を減らしてもらい、何とか辞めずに済む方法を模索したそうですが、運営側との話し合いがうまくいかなかったそうで。この仕事自体は好きで、幸せな仕事だとは思っているそうですが、もう限界…これ以上続けることはできない…苦渋の決断だったそうです。

今思えば、3月中旬にセラピーに行ったとき、先生たちの雰囲気がものすごく暗く、まるでお通夜のような日があったんですよね。たぶんその時期に、仕事を続けるか否か?迷われていたのかもしれません。現に辞めると決めてからの今日のセラピーは、先生たちがいつもの元気を取り戻していて、私たちもとっても楽しかったですからね。

 

先生たちの生の声を聞けたことで、私自身はとってもスッキリしました。そりゃあセラピーが無くなるのは本当に残念ですけど…先生たちが無理をしてまでやってもらうのは、本意ではありません。

逆に、障がいを持っている子供たちが馬に乗る機会を持てたこと自体、感謝しなきゃいけないですよね。本当に貴重な経験でしたし、動物を怖がっていたうちの2人が立派に馬に乗れるようになったんですからね!おまけに猫背だった姿勢も良くなりましたし。

うちの2人にとって、来週が最後のセラピーです。馬たちの好物である果物をたくさん持って行って、ありがとうの気持ちを親子で精一杯伝えてこようと思います。

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ちなみに…事業休止の間、お馬さんたちは一旦別の施設に預けるそうで。次の先生が見つかって再開の目処が立ったら、また戻ってくる予定だそうです。

でも、この牧場の居心地の良さを作ってくれていたのは、今までずっと頑張ってくださった先生たちであり、スタッフのみなさんであるわけで。今の先生たちがいないホースセラピー…私は全く想像がつきません。もし次の方が見つかって、事業再開したとしても、今までとはまた雰囲気が違うものになるかもしれませんね。