Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

ひなたの道を歩いていく

夢中になって見ていた朝ドラ「カムカムエブリバディ」が、ついに終わってしまいました。私は途中から見始めましたが、それでも十分楽しめましたし、本当に素敵なドラマでした。

このドラマは100年の間、3世代に渡るヒロインを中心に、それぞれの時代を生きた人たちの日々の生活を描いてきました。戦前の心豊かな時代に始まり、戦時中、戦後復興、高度成長期、バブル崩壊、そして今のコロナ禍…

それぞれの時代を生きる人たちが、時には間違いを犯し、大切な人を傷つけてしまうことがあっても…その時々で自分の人生を懸命に生きていき、最終的にはそれぞれが人生を全うしていく姿は、心に響くものがありました。

 

なにせ100年間を描くので、登場人物が本当にたくさんいるんです。母親世代の人たち、娘世代の人たち、孫世代の人たち…登場人物すべての人生にスポットライトが当たっていて、みんながそれぞれの時代を、それぞれの今を生きている…見ていてそんなふうに思えました。

なので、終わってもあまりロスにはなっていません。ドラマ自体は終わりましたが、ドラマの中にいる人たちの人生は、きっと今も続いている…今こうして生きている私と同じように…

だから私も自分の人生を、今をしっかりと生きなくちゃね!って気持ちになれたんですよね。

 

そして、このドラマのカギになっているジャズのナンバー、ルイアームストロングの"On the sunny side of the street"…直訳すると「明るい表通りで」という意味ですが、ドラマの中では「ひなたの道を(歩いていく)」と訳されています。2代目ヒロインの「るい」、3代目ヒロインの「ひなた」の名前の由来になっている曲でもあります。

初代ヒロインの安子が、幼い娘のるいに子守唄として歌っていたり。時を経て母親になったるいが、娘であるひなたの失恋の場面で、傷ついたひなたを慰めながら歌っていたり。大事な場面に登場する曲です。

 

そして、この歌のサビには、こんなフレーズが出てきます。

Life can be so sweet …on the sunny side of the street.
(ひなたの道を歩けば、きっと人生は輝く)

生きていて辛いことや困難があっても、ひなたの道を歩いていれば、いつかきっと自分の人生が輝くときがくる…ここでいう「ひなたの道」とは?

このドラマを見ていて私なりに解釈した、ひなたの道…それは、自分自身の人生を生き切る!自分の人生を全うする!ということです。

たとえどんな道であっても、自分で決めた人生をしっかりと生きる。自分に嘘をつかないで生きる。

 

ところで…このドラマの登場人物である、時代劇役者の伴虚無蔵(ばん・きょむぞう)さんは、常に自ら鍛錬を怠ることのない真の役者さんなのですが、そんな虚無蔵さんの格言があります。

「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ」

「そなたが鍛錬し培い、身につけたものはそなたのもの。一生の宝となるもの。されどその宝は、分かち与えるほどに、輝きが増すものと心得よ」

…ドラマの中で、何をやっても中途半端だったひなたは、一念発起してラジオ英会話で英語を勉強し、世界的に活躍するまでになります。また、ひなたの父であるジョーは、ジャズトランペッターの夢を叶える目前で病気になり、トランペットが全く吹けなくなるのですが…それでも日々を前向きに過ごし、やがてジャズピアニストとして違った形で夢を叶えます。

 

ドラマに出てくる人たちはみんな、日々を丁寧に、大切に過ごしています。それぞれが、それぞれの人生を愛おしく生きています。

そして、今を生きる私の大好きな人たちも、皆さんそれぞれ自分の人生を大切に、地に足をつけて生きています。

そう、自分に向き合い続けて、自分の人生を着実に生きている人たちは、ひなたの道を歩き始めているんですよね。

私もそんな生きかたをしていきたいですし、そのためにも自分に嘘をつかないで、自分自身に問いかけながら…自分の「ひなたの道」を歩き、自分の人生を生き切りたいと思います。

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