Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

必要なのは「居場所」

 

みんながワイワイ賑わっている学校の教室。

子供たちが楽しそうにしている放課後等デイサービス。

素敵なお店がたくさん並んでいるマルシェ。

…こういう場所に、息子は行くことができません。

人が集まるところは、いろいろなエネルギーが渦巻いているのか?息子はこういう場所が苦手なのです。

 

療育の先生たちは、こういう場所に息子が行けるようにと、たくさんアドバイスをしてくれます。現時点でこういう場所に行けない息子の将来を心配してくれています。

でも息子は、自分が苦手な場所には行きたくない…その意志が固いだけなんです。

 

では、息子は家に引きこもっているのか?…いや、そうではありません。

息子にもちゃんと、居場所はあります。

 

家の中では、動画見放題のパソコンスペース。

学校では、支援級の教室内に仕切られた息子だけのスペース。

放課後デイに関しては、子供たちがたくさん集まる事業所へは行けないけれど…ゲーム持参OKで、少人数で、スタッフさんが息子と一緒にゲームで遊んでくれる事業所へは喜んで行きます。

子供たちやママたちとはうまく付き合えないけれど、おじいちゃん・おばあちゃん世代の人たちとはすぐに仲良くなることができます。

 

「家でゲームばかりやっていないで、みんなで外で遊ぼうよ。」

「お年寄りの人だけではなくて、お友達とも仲良くしようよ。」

…療育の先生たちはそう言うけれど。

息子はちゃんと自分の居場所を見つけているし、自分が自分らしくいられる場所をわかっているのです。

だから、先生たちの持つ一般的な尺度で、息子のことを決めつけないでほしい…って思います。

 

外で元気に遊んでいる子。

友達と仲良くできる子。

先生の言うことを聞く子。

…息子はそういう子ではないけれど。

4月に最悪な関係でスタートした新しい支援級の先生と、今は仲良くできているし。

一時は不登校寸前になったけれど、支援員さんたちに助けてもらいながら、今は何とか学校に行けているし。

息子は十分頑張っていると、私は思います。

 

    *****

 

全ての人に必要なのは、自分が自分らしくいられる居場所です。

私のまわりだけでも、学校に居場所がなくて不安定な子供たちが何人かいます。

学校という「特殊な」場所が基準になっている現状で、その枠に収まらない子供たちは本当に苦しんでいます。

 

・家という場所が心地よくあること。

・学校で落ち着いて過ごせる場所があること。

・サードプレイス(家と学校以外で、落ち着いて過ごせる場所…学童クラブ、放課後デイ、習いごと、知人宅など)があること。

…これがしっかりと確保できていれば、その子はちゃんと生きていけると、私は思います。

(この3つ全てが確保できなくても、ひとつでも多く落ち着ける場所があることが、子供たちにとって大事だと思います。)

 

今の息子が、自分で選んだ「居場所」。

どんな場所であっても、息子が自分らしくいられるのなら、それでいいんです。

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