私たちが今経験していることの全て…すでに宇宙で決められていること、のようなのです。
例えば、どんな親を選んで生まれてくるのか？どんな仕事を選ぶのか？どんな人と結婚するのか？（または結婚しないのか？）いつ死ぬのか？など…
私は、この宇宙の采配…本当にあるのではないかと思います。そう信じるようになった、具体的なエピソードを紹介しますね。
私の実の両親のこと。一緒に暮らしている時は気づきませんでしたが、嫁に行き、家を出てみて…ものすごい見栄っ張りであることがわかりました。
結婚してしばらく経ってから娘を授かりましたが、他の子よりも発達が遅め、情緒も不安定で、思うように育たない娘…見栄っ張りの両親は、私の育児に口を出し始め、娘にも干渉し始めました。
でも、実は娘に発達障がいがあることがわかったのです。特にうちの母親の落ち込みっぷりはすごかったですが、同時に娘に対する目線が柔らかくなり、娘に干渉するのではなく、娘なりのゆっくりした成長を見守ってくれるようになったのです。おかげさまで、娘は順調に育ってくれています。
私は今になって思います。もし娘に発達障がいがなく普通の子として生まれていたら、きっと両親は常に他の子と娘を比べて、今も私の育児に口を出し続けていたと思います。でも、娘が発達障がいを抱えて生まれたことで、両親は私の育児にあまり口を出さず、私に任せたのです。
私なりに、私のペースで子育てをできるように、宇宙はあえて発達障がい児を私のところへもたらしてくれた…そんな気がしてなりません。
別のエピソード。旦那さんの母親、娘にとってのおばあちゃんの話です。
元小学校の先生だったおばあちゃん…「勉強しなさい！」が口癖でした。でも、発達障がい児の娘には、スモールステップといって、少しずつ課題を克服することが大切なのです。
おばあちゃんは娘の発達障がいについて、あまり快く思っていませんでした。娘が小学校に上がると、教育おばあちゃんの「勉強しなさい！」はますますヒートアップ…このままでは、娘がアップアップになって潰れてしまう…と心配していました。
そんなある日、突然おばあちゃんが脳梗塞で倒れました。一命は取り留めましたが、後遺症で半身不随になり、そのまま家に帰ることはなく、今も施設暮らしをしています。
誰よりも健康に気を使い、食事に気をつけていたおばあちゃんが、なぜ真っ先に病気で倒れてしまったのか。理由のひとつはストレスだと思います。家族のことをいつも気にして心配していたおばあちゃん、心労が絶えなかったと思います。
そしてもうひとつ思うこと。おばあちゃんには申し訳ないのですが、娘の健全な成長のために、あえておばあちゃんが倒れるシナリオを宇宙が用意したのではないか、ということ。現にその後、娘は自分のペースで勉強に取り組み、学びの楽しさを感じつつ前向きに課題に取り組んでいます。もしおばあちゃんが健在だったら、恐らく娘は勉強嫌いに陥っていたと思います。
おばあちゃん自身も施設に入ってはいますが、毎日穏やかに過ごしているようです。おばあちゃんにとっても、もしかしたら家族と離れた今の方が、余計な心配をしなくていいのかも？しれませんね…
宇宙の采配、宇宙が用意したシナリオ。今のところ私たち家族はうまく波に乗れているような気がします。
これから何が起こるのか？まだ私たちにはわかりませんが、全ては魂の成長のために、宇宙で用意されたシナリオ。時に厳しい経験も含まれるかもしれませんが、それも全ては魂の成長のため。最終的にうまくいくように考えられた采配が、きっと行われているはず…なのです。
大切なのは、どんなことが起きても抵抗せずに受け入れること。実際に起きている出来事の意味も含めて、しっかりと受け止めること。全て宇宙に委ねること。そうすれば、最終的にはうまくいくはずです。
いちばんしてはいけないことは…自ら命を絶つこと。そう至ってしまうまでの思いは各々あるかもしれませんが、自殺は宇宙の采配を完全に無視した行為です。
自らの手で今世を終わらせたことにより、今世でクリアできなかった課題…また来世で同じ課題に向き合う羽目になると思います。きっと宇宙は、来世でさらなるシナリオを用意してくると思います。
私自身、どんな采配であっても受け入れられるように、心の準備だけは常にしておこうと思います。
