Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

学ぶって、こういうこと?

5月に入り、息子の小学校にサポートとして通う生活が始まりました。

私が関わるのは、朝の会が行われている時間帯と、その他に1日1時間。行く時間帯は曜日によって違うのですが、その時間になったら学校へ行き、支援級の部屋に顔を出して先生から課題をもらい、基本的には図書室で息子と一緒に過ごします。

 

この学校の図書室、吹き抜けの高い天井を持ち、部屋自体も半円形をしていて、面白い造りをしています。開放的で居心地が良く、息子はこの図書室が気に入ったようです。(ちなみに、子供たちが普段本を借りるのは図書コーナーという別の部屋があり、この図書室は滅多に使わない部屋なのです。)

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今日はまず、息子が図書室の電気スイッチに興味を持ちました。ON/OFFのスイッチと、1〜4までの数字と、▼と▲のマーク…これはどういうことだろう?

息子はスイッチをいろいろといじっているうちに、1〜4の数字が明るさを調整するスイッチであることを突き止めました。1が最も明るく、4が最も暗く、1→2→3→4とグラデーションになっていたのです。息子は何度も明るさを変えて、楽しんでいました。▼と▲のマークが何なのか?は、今日のところはまだ判明しませんでした。

 

次に息子は、本棚の高いところにある本を取るための高い梯子に登り始めましたが…ビビりの息子、全部で8段あるうちの2段目までが精一杯のようです。

私は息子に「ママが後ろにいるから、もう1段だけ登ってみれば?」と声をかけたら、恐る恐る…何とか3段目まで登ることができました。1段上がるだけで、見える景色がだいぶ違う!ってことを、息子なりに感じられたと思います。

 

まぁさすがに、先生からもらった課題もやらなきゃね…ってことで、その後しばらくは集中して課題に取り組みました。

課題を片付けて、まだ時間はあります。私は本棚にある本を物色していたら…1冊だけ、お気に入りのヨシタケシンスケさんの絵本を発見しました!まだ読んだことがない本だったので、息子と一緒に読みました(^_^)

息子は息子で、古めかしい踏み台に興味を持ったようです。木製で3段分登れる、なかなか渋めの踏み台…よく見ると、コンパクトに折り畳むことができます。息子は踏み台の構造を、何度も折り畳んでは戻して、しっかりと観察していました。

 

ここで時間いっぱいになりました。ただ図書室で過ごしただけではありますが、それでもこれだけの発見がありましたし、今日の時点では未解決の課題(スイッチの▼と▲の謎)も見つかりました。

息子と1時間過ごしてみて…学ぶって、本当はこういうことなんじゃないかな?って私は感じたんです。机に座って黙々と課題に取り組むのも大事かもしれませんが、自分で実際に課題を見つけて、考えて、答えを出すっていう一連の経験は、しっかりとその子に刻まれるのではないかなぁって、感じたんですよね。

 

その後支援級の部屋に戻り、私は帰らなきゃいけないのですが、息子に引き留められてしまい…休み時間だけ付き合うことにしました。

息子は水遊びにハマっているのですが、狭いところに水を注ぎ込むのが楽しいようで、教室の棚の隙間から水を注いじゃっていて…棚の下が水浸しになっていました。棚の下に水が溜まると拭き取れなくて、乾燥できずに床の木が腐ってしまうから、ここに水を注いではダメなんだよ、と説明しても、イマイチピンときていない息子…そこで、実際に床を触ってみました。

まずツルツルした普通の床を触り、次に水に濡れて拭き取ったばかりの湿った床を触り、そしてビチャビチャした棚の奥に指を入れると…気持ち悪い感触がしました。息子もやっと理解したようで、その後は新聞紙でせっせと水気を吸い取る作業をしました。

 

息子は今年になってから、本当に学校がつまらないと言っています。今年の担任の先生は、あまり子供たちと共に過ごすタイプの先生ではなく、ただ課題を与えるだけの先生…休み時間も、あまり子供たちと遊んでくれるタイプの先生ではないようです。

子供たちは先生を選べないので、こればかりは仕方のないことですが…こういうつまらない先生もいるんだよって知ることと、そんな中で自分でどう工夫をして過ごすのか?ってことを、息子なりに考える機会だと…捉えるしかないですね。