全世界で感染拡大している新型コロナウイルス。日本でもとうとう、緊急事態宣言が出るまでに状況が悪化してしまいました。
インターネットの発達によって、ひとりひとりが声を上げやすくなっている今の時代。国民ひとりひとりがコメンテーターとなって、日々自論を展開しています。こうして細々とブログを書いている私も、そんな中の１人です。
スピリチュアル界隈でも、いろいろな意見を目にすることがあります。人によって多少の意見の違いはありますが、新型コロナウイルスがなぜ発生したのか？今の状況下で何ができるのか？を、各自が考えて、自分なりに向き合って、突き詰める機会として捉える…というのが多くの人の意見であり、宇宙の真理であるのかな？と思います。
つまり、新型コロナウイルスによってもたらされる変容の真っ只中に、私たちはいるのです。これからは、今までの常識が通用しない世の中になっていくのかもしれません。
一方で、スピリチュアルを語る人たちの中に、今回の新型コロナウイルスからただ逃げようとしているだけ、寄せ付けないようにしているだけの人たちもいます。そんな人たちが仲間を募って、天使の力を借りて、みんなで「ウイルス来ないで！」と祈っているそうですが…？
ウイルスが発生するのにも意味があり、理由があるのです。そこを自分なりに突き詰めて、学びとしていくためのものなのですが…そこに向き合いもせず、問題解決を天使に丸投げして逃げているだけでは、ウイルスは再びやって来るのではないでしょうか。その度にまた、みんなで「ウイルス来ないで！」と祈るのでしょうか。
信じる気持ちは大切だし、祈る気持ち自体はいいエネルギーを生み出します。私が問題視しているのは、間違ったスピリチュアルを伝授してしまうリーダー格の人たち。専門用語を駆使して、上から目線でもっともらしく語る文面から…「スピリチュアルな自分」に酔っていて、周りが全く見えていないのがよくわかります。
もっと言ってしまえば、まわりの人を巻き込んで、自分に依存させて、自分が気持ちよくなっているだけ、なのです。「共依存」の気持ちよさにドップリとハマり、自分たちは正しい！と思い込んでいて、間違っているとは夢にも思わず…余程のことがなければ、宇宙の真理に気づこうともしないのでは？と思います。だって、宇宙の真理はそんなに甘くないのですから。共依存に甘えていた方がラクなのですから。
宇宙の真理を追求するのも、共依存にドップリと甘えるのも、その人の自由です。でも…甘えているだけの人たちが、自分たちのことをライトワーカーと呼び、もっともらしく宇宙を語っているのは…何だかなぁ…と思ってしまいます。
困難な時代をどう生きていくのか？を、しっかりと地に足つけて考えるのが、今を切り開いて前進していく道しるべなのです。
いつまでも天使に問題を丸投げして、フワフワした気持ちで祈っているだけでは、問題は何も解決しませんよ！
