私は昔、一風変わった子供でした。言葉遣いもちょっと変、行動もちょっと変。あの子はおかしいんじゃないか？とご近所さんに言われていたそうですが…うちの親は、冗談じゃない！と全力で否定したそうです。
でも…たぶん私は、本当にちょっと変だったのだと思います。大きくなるにつれて、自分でもまわりと何か違うことに気づき始めて、でも変だと思われるのが嫌で…必死にまわりと合わせてきた気がします。
言葉遣い。生活スタイル。掃除のやり方。人との付き合い方。ひとつひとつ経験して、地球で普通に生きていくための正解を何とか覚えてきた…今までの自分を思い返してみると、そんな感じなんです。
そして、うちの子供たちの今。まさに以前の私と同じ道を辿っています。回転寿司での振る舞い方、スーパーやコンビニでの対応のしかた、学校での友達づきあい、寝癖の直し方、などなど…地球人として普通であるために、どう対処すればオッケーなのか？ひとつひとつ覚えていっている、そんな感じがします。
そう、私たちが求めているのは、地球人として「普通」であること、なんですよね。つまり地球人として、極力目立ちたくはないのです。変だと思われたくはないのです。
でも…スピリチュアル好きな人たちって、けっこう目立ちたがり屋ですよね？自分たちは人とは違う、人には見えないものが見える、龍と繋がっている、天使と繋がっている…などなど。変だと思われるようなことを、わざわざ発信していたりしますよね？
私が思うのは、意識の違いです。宇宙由来の人たちは、あえて変だと思われることを自ら発信はしません。どうしても伝えたいことがあったら、なるべく地に足のついたものの言い方をするでしょうし、地球の人たちに理解してもらえるような表現を使うと思います。
一方で…スピリチュアルな人たちの、私は変な人なんですアピール。衣類、食生活、行動スタイルなど、人とは違うんですよ！と発信している人たちは、単に選民意識が強いだけ。自分たちは特別な存在、選ばれた存在だと思いたいだけなんです。
そういう人たちの、うわついた投稿内容を見るたびに…スピリチュアルって一体何なんだろう？って、本当に思います。
この人たちは、スピリチュアルを理由に、ただ現実逃避をしているだけ。今現実に起きていることとか、自分自身の課題とか、そこを見たくないから…龍とか天使とか、現実逃避できそうな存在にすがっているだけ。
もちろん、龍も天使も実際に存在すると思いますし、私たちのことを見守ってくれているとも思います。でも、そこにドップリと甘えきっているだけのスピリチュアルは、私たちが自分自身で考える力を奪ってしまうだけで、全く意味がないのです。
そういう意味では、スピリチュアルなんて…必要ないのかもしれませんね。
