Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

幸せになる=ゴール、ではない

私は音楽番組が好きです。特に、純粋に「歌」を聴かせてくれる番組が好きで、昔からやっているミュージックフェアも好きな番組のひとつです。でも、今の放送時間が土曜の夕方6時、夕飯作りの時間と被ってしまうので、ゆっくりとは見れないのですが…ボリューム上げて、夕食を作りながら音だけ楽しんでいます。

今日は尾崎豊特集!でした。いろいろなアーティストが尾崎の曲をカバーしていて、聞き応えがありました。アーティストの中には、息子さんである尾崎裕哉さんもいらっしゃいました。

番組内で歌われたのは、僕が僕であるために、Forget-me-not、シェリー、I love you の4曲。どの曲も懐かしかったのですが、シェリーを聴いているときに、今までは気づかなかったけれど…歌詞に違和感を感じてしまったのです。

違和感を感じたのは、サビであるこの部分。

 

シェリー いつになれば 俺は這い上がれるだろう

シェリー どこに行けば 俺はたどりつけるだろう…

 

今は苦しい。でも這い上がってたどり着いた先に、きっといいことがある。そこへ行けば、きっと幸せになる。そんなイメージですよね。

でも、今抱える苦しさから全て解放されて、全てをクリアしてたどり着く先って、私は死ぬことだと思うんですよね。だって、この世に生まれてきた意味は全てを経験することであり、課題を全てクリアしてしまったら、この世でやることって、もう何も残っていないのですからね。

もっと言うと、人間である私たちが課題を全てクリアすることって、ほぼ不可能だと思うのです。ひとつ課題をクリアしたら、また別の課題が見えてくるはずですからね。

 

だから、幸せになるために生きることとか、幸せというゴールを目指して生きること自体が、実は間違っているわけで。その生き方自体が、ものすごく苦しかったりするんですよね。今の自分が幸せではないと、自分で否定しちゃっているんですからね。

幸せというのは、案外身近にあるものなんです。ものすこい大きな幸せというよりは、日々の些細な喜びが自分の中に少しずつ溜まっていって、そうしているうちに自分自身が幸せ体質になる、ってイメージですかね?

そりゃ人によって、状況はいろいろあると思うし、本当に日々苦しくてがんじがらめになっている人もいるかもしれません。でも、どんな状況であっても、捉え方ひとつで状況が好転することもあるんですよね。

 

私が好きな尾崎の曲の中で、私の今の想いに近いものってないかな…と思い出してみたら、ひとつありました。十七歳の地図という曲なのですが、こんな歌詞です。

 

…電車の中 押しあう人の背中に

いくつものドラマを感じて

親の背中にひたむきさを感じて 

このごろふと涙こぼした

半分大人のSeventeen's map

何のために生きてるのか解らなくなるよ

手を差しのべて おまえを求めないさ この街

どんな生き方になるにしても

自分を捨てやしないよ…

 

17歳の青さの中にも、今を生きているひたむきさが感じられて、大好きな曲のひとつです。

そう、大事なのは、いまを精一杯生きること、なんですよね。

f:id:hattatsumamajuan:20210516043749j:image