とあるママ友さんとのお話です。
子供同士が同級生であり、それぞれの子供が発達障がいを抱えているのもあり、他のママさんよりは話す機会が多いこのママさん。私とは天然石好き、スピリチュアル好きという共通点があり、彼女はアクセサリーを作ったり、タロットもやっているようです。
でも…彼女、明らかに闇スピ傾向なんです。例えば、私がいつもつけているラリマーのリングを、ものすごい羨望の目で見てきたりします。そういう目で見られるのが嫌で、一時期はラリマーを身につけるのを躊躇していたこともあります。
また、発達障がいを抱える娘さんに対して、一方的な態度を取っていることが多かったりもします。娘の気持ちを汲むというよりは、親の意見を押しつけていることも多く、親子ゲンカが絶えなかったりもしました。
さらに、多動傾向のある娘の行動を落ち着かせるために、抗精神薬を処方されて飲ませていました。確かに学校生活を送る上で、薬を飲めば気持ちを落ち着けることはできるし、本人もラクになるかもしれないけれど…個人的にはNGだと思っています。多動もある意味ではその子らしさであり、そこを薬でコントロールしてしまうのは、その子らしさを奪ってしまうことだと、私は考えているからです。
そんな理由から、私は彼女と距離を置いていました。単純に、彼女と一緒にいるのがストレスだったのです。
でも、彼女の娘さん。誰に対しても分け隔てなく接することができる、素晴らしい子です。学校でほぼお友達のいないうちの息子に対しても、たまに遊びのお誘いをしてくれることがあります。先日も２人で遊ぶ約束をしたようで…待ち合わせ場所で息子と待っていたら、彼女たち親子もやってきました。
彼女の娘さん、引っ込み思案なうちの息子をどんどん誘ってくれて、子供同士で楽しそうに過ごしていました。その間、私たちママ同士もいろいろと話をしました。
久しぶりに彼女と話してみて、いろいろと聞いたこと。娘さんのお薬の量が徐々に減ってきていること、アロマ教室に通い始めてハマっていること、そこの先生の勧めでマヤ暦の勉強にもハマっていること、そこのお仲間の勧めでカウンセラーの資格を取る勉強をしていること…
実は彼女がハマっているアロマ教室、かつて私も関わっていたんです。しかもその教室は、闇スピ教祖さまがネットワークビジネスを展開していて、闇を抱える人たちが集まって依存し合っている、ある意味で厄介な仲間だったりもするのです。
でも彼女の話を聞いていると、彼女はネットワークビジネスには関わっていないようです。アロマそのものを、純粋に楽しんでいるだけのようです。ちょっとだけ、ホッとしました。
そして、以前の彼女といちばん違っていたのは、娘さんに対する態度。かつては自分の意見を押しつけていた人が、娘の気持ちを優先させて、娘に決めさせていたのです。
そのおかげか？一緒に過ごしてみて、娘さんの成長ぶりが感じられましたし、とっても素敵な女の子に育っていました。何より、うちの息子にとっては貴重なお友達だったりもするので…ありがたいですよね。
かつては闇を抱えているように見えたママ友さん。時を経て、いい方向に変わってきたのかも？って思ったのですが…よくよく考えてみたら、私の意識のほうが変化したのかも？って、思ったんです。
だって、改めて振り返ってみると、彼女は相変わらず私のラリマーをすごい目で見ていた気がしますし、闇スピ教祖さまのマヤ暦にもハマっていますし。彼女には闇スピ成分が、まだまだあるのかもしれません。
でも…そのときの私は、彼女の闇スピな部分よりも、彼女が前向きに頑張っている部分に目が向いていた気がするんですよね。
彼女が今ハマっているアロマ教室…本音を言えば、個人的にはあまりおすすめしません。オイルによってはひどい品質のものもありますし、何より値段が高い！ぼったくりもいいところです。
でも、今の彼女は心からそのアロマを楽しんでいるのだから…そのアロマを否定して私が使っているものを勧めるのではなく、まずは彼女が楽しくハマっている想いを聞いて認めることで、彼女との関係そのものが改善しているのかも？しれませんね。
その証拠に、私はそのとき彼女と話していてストレスを感じるどころか、とっても楽しかったんですから！
