Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

感覚が麻痺してない?

以前お世話になっていた、ドテラという会社のアロマを使った講座。心と体に作用するアロマの基礎を、ひととおり教えていただきました。

そのアロマ講座でやっていたのは、アロマの原液を直接体に塗るというもの。品質が高いから直接塗っても大丈夫よ!と教わったので、私も原液をそのまま使っていました。さらに、精油によっては直接飲める!とのことで、実際にレモンの精油をお水に垂らして飲んだり、オレンジの精油をチョコレートに垂らして食べたりしていました。

でも、そんな生活を続けていたら…掌の真ん中あたりに、大きな湿疹ができてしまいました。とにかく痒くて、日常生活に支障が出るレベルでした。講座の先生に聞いてみたら、体の中に不純物が溜まっているから、デトックスをしているのよ!とのこと。でもあまりに辛いので、それ以来私は原液ではなく、キャリアオイルで薄めて使うことにしました。

 

その後いろいろあって、この講座の仲間からは抜けることにしました。いちばんの理由は、販売方法がガッツリとネットワークビジネスだったこと。会員を増やして、どんどん精油を使ってもらって、自分たちの利益にする…精油を原液で使う理由が、ここにあると私は感じました。単純に消費量が増えて、自分たちの販売利益につながりますよね。

ドテラを辞めてからは、自分なりにアロマの勉強をしました。そして、やっぱりアロマを原液のまま使うことは、純度が高ければ高いほど危険であることがわかりました。ましてや、直接飲むなんて言語道断!ということもわかりました。

 

でも…このアロマ講座、私たちの住む地域でとても人気があるのです。子供たちの学校のママさんの多くが、このアロマを愛用しています。

暑い日の参観日。とあるママさんが鞄からペパーミントの精油を取り出して、直接首筋に塗り始めました。そのママさん、まわりのみんなに気を遣って「匂いがキツくない?大丈夫?」と声をかけていましたが、その場には強烈なミントの香りが漂っていました。

アロマなので不快な香りではありませんでしたが、普段私が使っている感覚からすると、あまりに濃くてキツい香り。そのママさん曰く、とにかく原液をたくさん塗ってしまうのだそうです。

 

彼女の話を聞いていて思ったこと。アロマの濃い原液を使い過ぎて、もしかしたら彼女の嗅覚が麻痺しているのかも?って気がしたんです。

香りもそうだし、自分がいる環境もそうだと思うのですが、最初は違和感があっても、慣れてくると平気になってきたり、自分の感覚が麻痺してくることって、ありますよね。

 

私はつい最近まで、とある保育園で事務員をしていました。そこでの環境が、私にとっては過酷なものでしたが…働き続けていると、その過酷な状況で働くことが何でもなくなってしまったというか、感覚が麻痺してしまったんですよね。

辛い状況で働き続けたことで、顔の表情がなくなり、体にもストレスを溜め込み…そのことにすら、自分で気づいていなかったというか、それくらいに自分の感覚が麻痺していたんです。辞めてから半月ほど経ちますが、やっと自分の感覚を取り戻し始めています。リラックスすること、身の回りを整えること、笑うこと、日々の生活を丁寧に送ること…ひとつひとつの感覚を、ゆっくりと取り戻しています。

 

先ほどの、ドテラの精油を浴びながら生活しているママさん。あまりに感覚が麻痺してしまうと、身の回りのちょっとした変化とかにも気づけないかもしれませんよ。

そして、そんなアロマ講座に夢中になるママさんが続出していることに、私は闇を感じずにはいられないのです。

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そう…こうしてまた、私は孤独の道を進んでいくわけなのです。