Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

家族って、何だろう

旦那さんのお母さん、つまり私にとってはお義母さんのことを今回は書こうと思います。

元小学校の先生で、しかもかなり厳しい先生で有名だったお義母さん。嫁に行ったばかりの頃は、お義母さんにひどいことを言われていないか?まわりの人たちに心配されていました。

でも…お義母さんは確かに厳しい面もありましたが、私のことをお嫁さんとして受け入れてくれていました。二世帯住宅で互いにおかずのやりとりとかしていましたし、嫁として必要なことはしっかりと注意してくれました。

お義母さんとの関係と比べることで、私は実の母親の毒親っぷりにも気づけたんですよね。

 

そんなお義母さん。今から5年ほど前に、突然脳梗塞で倒れました。半身不随になってしまい、それ以降は施設に入ることになりました。最初はリハビリも頑張っていましたが、次第に苦痛が増して…思うようにリハビリが進まず、結局ほぼ寝たきりの生活になってしまいました。

体は思うように動かなくなりましたが、お義母さんの頭はシャキッとしていました。一日中寝てばかりで何もせず、昔のことばかりを思い出して、たまに介護士さんとおしゃべりをして…という生活が続きました。

 

たまに家族みんなで、施設へ面会に行くこともありました。お義父さんと、旦那さんと、子供たちと、あとは東京に嫁に行ったお義姉さん。たまに帰ってきて、その度にお義母さんに会いに行っていました。

でも、コロナ禍になってからは面会制限となり、会えても窓越しのみ。お義父さんはそこまでして会いに行く気はなかったようでしたし、お義姉さんも帰ってくることはほぼなくなりました。

 

私は施設の介護士さんから、定期的にお義母さんの様子を電話で伺っていました。元気に過ごしているとのことで、安心していました。

でも…ひと月前くらいからお義母さんの体力が急に落ちて、かなり弱ってしまったそうです。老衰の兆候が見られるので、そろそろ亡くなられるかもしれません…と介護士さんから聞きました。

 

私はこの話を受けて、まずお義父さんに報告しました。その時のお義父さんの反応…まあね、あれから5年も寝たきりで、よく持った方だよね…え?何だか人ごとみたい…自分の奥さんですよね?

旦那さんにも伝えましたが、やはり反応は薄く。

東京のお義姉さんにも伝えました。コロナ禍で帰ってくるのは大変かもしれないけれど、お義母さんに直接会いたかったら帰ってきた方がいいですよ、と伝えたら…仕事の都合が悪いのだそうで。「今の仕事は私じゃなきゃできない仕事だから、悪いけどすぐには帰れないんだよね…だからお願いしますね」と言われました。

あの…あなたを産んでくれたお母さん、もうすぐ死ぬかもしれないんですよ。あなたはお母さんよりも仕事のほうが大事ってこと、ですか?

 

ええと。家族って、何なんでしょうね。

お義母さんは倒れる前、家族みんなのことをいつも心配していました。心配しすぎて口うるさいくらいでした。

お義母さん、確かに多少はウザかったかもしれませんが。でも、みんな揃って…ずいぶんあっさりし過ぎていませんか?

家族の死って、ましてや母親の死って、そんなもんなんですかね?

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私は思います。

家族って、一体何なんでしょうね。