私が住む地域には、由緒ある大きな神社があります。パワースポットとしても有名なところです。
今住んでいる場所に嫁いでから、私は事あるごとにこの神社のお世話になってきました。結婚式に始まり、お宮参りや七五三など、子供たちのことでもお世話になりました。
由緒ある神社なので、季節の変わり目には様々な神事も行われます。うちの旦那さんは、神事の際には楽員として笛を担当しています。娘は5年生のときに巫女を担当し、祭礼時に神楽舞を奉納しました。
その時の体験を、以前別ブログに詳しく書きました。
https://hattatsumamajuan.hatenadiary.com/entry/2019/08/11/170720
https://hattatsumamajuan.hatenadiary.com/entry/2019/08/11/234027
夏に行われる祭礼では、神楽舞が奉納される祭典に加えて、神様の御霊を神輿に移して男の人たちが辺りを威勢よく練り歩きます。普段は静かな場所が、お祭りになると一気に賑わいを見せます。
また、節分祭も盛大に行われ、豆まきの時には多くの人たちが神社を訪れます。娘は巫女として豆まきに参加したこともあります。
でもコロナ禍になってから、それらの行事は軒並み中止となっています。
とある年の節分祭。うちの息子は人一倍敏感なので、人混みの輪には入れず…私は息子を見守りながら、少し離れた場所で豆まきの様子を見ていました。
その時、何となく…きっと神様は、みんなが神社に集まって楽しんでいる様子を、こんなふうに少し離れた場所から見て、喜んでくださっているんじゃないか…そんな気がしたんです。
夏のお祭りでも、神様の御霊がお神輿に乗って、練り歩きながら人々の様子を見るのを、きっと楽しんでいるんじゃないか…そんなふうに感じました。
ところで、今は時代の転換期であり、夜の時代から昼の時代へと移り変わっている最中です。
今まで2500年続いた夜の時代とは、暗くてよく見えない闇の中を進んでいくために、強いものに従うことで生きる術を身につけてきた時代です。そんな中で、私たちは何か困ったことがあれば、神様という存在に神頼みという形でお願いをしてきました。
そして、これから始まる昼の時代は、明るく照らされた中をひとりひとりが堂々と進んでいく時代です。だから、ひとりひとりが自立をした上で、互いに助け合っていくことが大事なのだそうです。
そして、今まで夜の時代に活躍してこられた神様たちは、昼の時代へと移り変わる中で、次々とお休みされているのだそうで…つまり、すでに神社に神様がいない場合もあるのだそうです。
今回書いてきた私の地域にある神社も、この理論でいくと夜の時代の神様に当たり、もしかしたらこの神社にはもう神様がいらっしゃらないのかも…って、本当かなぁ…どうなんでしょう。
私は、自分の感覚を信じて、実際に見て確かめてみようと思い…先日久しぶりにこの神社へ行ってきました。
実際に行って、いつものように拝殿でお参りをしました。特に何も感じませんでした。本当に、何も…何も感じません。無の状態です。やはりもう、ここに神様はいないのかもしれないって気がしました。
手前が拝殿、奥にあるのが神職の方のみ入ることのできる本殿です。
その他の祠にも行ってみました。何も感じないところ、何か嫌な感じがするところ、場所によって様々な反応がありました。
この神社には裏手に御神木がありますが、私が行ったときは年配の男性が御神木に手を伸ばして、何やらエネルギーを吸い取っているような感じで…見てはいけないものを見てしまった気がしました。
そんな中で、唯一心地よさを感じる場所がありました。御神木のすぐ近くにひっそりとある、下の宮と呼ばれる場所です。
ここは裏手にあるので、わざわざここに来る人はあまりいません。そのせいか?辺りの木々が青々としていて、鳥たちもいて、鳥居のそばには梅の花が咲いていました。
ここにはこの地を開拓した神様が祀られているのだそうです。今までずっと、ここで見守っていて下さったのですね。
ひとまず家に帰ってきて、この神社のことを改めて調べてみました。
この神社が建てられたのが、今から2600年ほど前とのこと。やはり、今までの夜の時代をずっと見守ってきて下さったようですね。
でも、いろいろと調べているうちに…よくわからなくなってきました。ここは夜の時代の神様とか、ここは昼の時代の神様とか、そもそも私が神様のことをそんなふうに捉えるのもどうなのか?とか、今までお世話になってきた神様がいないかもしれないことが単純にショックだったりとか…
あー、何だかよくわからなくなってきました。
長くなりそうなので、この先は次回にまた書きますね。
https://hattatsumamajuan.hatenablog.jp/entry/2022/02/07/103200