Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

それぞれの思い

ある朝のこと。仕事へ、学校へ…それぞれが忙しく支度をしている中で、娘が急に鼻血を出しました。

私はひとまずティッシュを丸めて、娘の鼻の穴に突っ込み、ティッシュが湿ったら取り替えて…バタバタしながらも対応し、出かける寸前にやっと鼻血が止まったかな?ティッシュ詰めなくても大丈夫かな?それじゃあ…行ってらっしゃーい!と送り出した直後。玄関から「ママー、絵の具セット忘れちゃったから持ってきて!」と娘の叫び声がしました。

この瞬間。私の中で何かがプツン!と切れました。

鼻血が出てしまうのは仕方ないし、もちろんその対応はしてあげます。でも、絵の具セットを忘れたのはこれで2回目だし、気づいたら自分で取りに来ればいい話です。私はイライラしながら、絵の具セットを玄関に持って行き…娘は私のイライラに気づいたのか?「ありがとう、行ってきます」と言いながら出かけていきました。

 

この時、私は別の心配をしていました。私が娘を怒ったり、イライラして機嫌が悪くなると、敏感な息子はベソをかいて泣いてしまうのです。この日もやはり、息子の様子がおかしいことに気づきましたが…それよりも、自分自身のイライラが収まる気配がなく(>_<) 後から後から、娘に対する怒りの気持ちが湧いてきます。

これはもう、まずは自分のイライラに対処するのが先!と思い、息子から一旦離れて自分のイライラを吐き出しました。…何なんだよもう!何度言ったらわかるんだよ!ふざけんなよ!あーもう、イライラする!あー、もう!!!

…って感じで吐き出し、落ち着いたところで息子のところへ行ってみたら…やはりベソをかいていました。

 

私は息子のところへ行って、話を始めました。「ママのイライラは、吐き出したので直りました。あなたの機嫌は、どうすれば直るかなぁ?直るまでに時間がほしい?」すると息子は「うん、ほしい。」…これはもう仕方ないです。学校に電話をして事情を話し、遅刻する旨を先生に伝えました。

さて。そうと決まれば、あとは息子の気持ち待ちです。その時点で時刻は8時を過ぎたところ、できれば8時半くらいには行きたいなぁ…と思いましたが、ひとまず腹を括って待ちましょう!

息子の横で私もご飯を食べて、のんびりテレビを見て…すると息子も落ち着き始め、ご飯を食べ始めました。しばらく時間が経ち、そろそろ8時半…

私は息子に、そろそろ行けそうかなぁ?と聞いたら、息子は「ボクの充電は、今60パーです」とのこと。息子は自分の元気の度合いを、充電に例えて表現するのです。

60パーかぁ…まだまだかかりそうだなぁ…

10分ほどして聞いてみたら、息子の充電は90パーまでいきました。よし、あともう少し!

その後も聞いてみると、95パー、96パー、ジリジリと増えていき、やっと99パーまでいきました。あと1パーで行ける!と思って息子に聞いてみたら、何と99.1パー…小数点刻み始めちゃった!

すでに時刻は9時近く。これはもう、私の中ではアウト!これ以上は待てない!!と息子に伝えたら、ようやく100パーにしてくれましたσ(^_^;)

こうして登校しましたが、結局1時間目には間に合いませんでした。でも、家でたっぷりと時間をかけたせいか?その後学校では落ち着いて過ごせたようです。

 

我が家は発達障がい児が2人いて、基本的な性質は似ているものの、微妙に違いがあったり、今回のようにうまく噛み合わなかったりして、面倒になることも多いです。

でも、娘の特性があって、息子の思いがあって、私自身の思いもあって…どれも大事にしていかなきゃいけないって、今までの経験から本当に思います。特に今までは、母親である自分自身の気持ちを蔑ろにしがちでしたが、結局それでは自分だけが我慢を重ねて、自分の気持ちもみんなにわかってもらえなくて…結局後になって、自分自身が大爆発してしまうんです。

こういうのって、やっぱり日々の経験から学ぶんですよね。私は今までたくさん失敗してきたからこそ、ようやく自分自身を大切にすることの重要さに気づけましたからね。

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