Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

もったいない人生

 

学校のことで苦労している息子を見ていて、ふと感じたことがあります。

 

学校という場所は、教室に入れないと本当に何もできません。体育や家庭科、音楽などの集団で受ける授業は参加できませんし、学校行事に参加できないこともあります。

教室に入れない息子が今学校でできるのは、国語や算数なとのごく限られた勉強のみ。体験的なことは何もできていません。

 

敏感さを持つ息子は、同級生たちの雰囲気が怖くて教室に入ることができません。先生たちは、そんな息子が何とか教室に入れるように、あれこれ手を尽くしてくれていますが…今のところは成果が出ていません。

息子が感じている、教室へ入ることに対する勇気。たぶん私たちにとって、バンジージャンプを飛ぶ勇気に近いものがあるんじゃないか?って思ったんです。

つまり息子は学校へ行って、毎日バンジージャンプを飛べ!と言われているようなもの…息子が抱えている辛さとか、しんどさとか…何となく伝わりますか?

 

息子にとって、集団生活を強いられる学校という場所は、はっきり言えば合わない場所です。私は今の息子の状況を考えて、学校以外の選択肢を考え始めていました。

でも、学校側に相談をしたところ…学校外の場所ではなく、できれば学校内で解決してほしいと言われました。たぶん体裁上でのことだと思います。

なので、現時点では…支援員さんがついてくれる時間帯のみ、1日に2時間程度学校へ行っています。それ以外は家で動画を見たり、ゲームをして過ごしています。

 

そんな生活も、それはそれでいいのかもしれません。毎日無理せず過ごせているのは、息子のストレス軽減にはなっています。

でも、息子はたまに小学校のブログを見て、みんなの様子をチェックしています。どんな気持ちで見ているのか?は、息子にちゃんと聞いていないのでわかりませんが…

もしかしたら、本当は息子も行事に参加したいのかもしれないし、学校でいろいろなことをやってみたいのかもしれない…

でも、集団に入れないというだけで、それが高いハードルとなり、何も参加できない…

ああ、本当にもったいないなぁって、思っちゃうんですよね。

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支援級に在籍し、先生たちが配慮をしてくれている…それだけでも息子は恵まれているのかもしれません。場所によっては、支援級すら存在しない学校もあるのだそうで。集団に入れない子が通常級で過ごさなければいけないなんて、本当に苦しいだろうと思います。

でも…でもね、欲を言えば、息子のような敏感な子でも、活動に参加できる方法が何かしらあるんじゃないか?と思うんですよ。

これは、現場の先生の問題ではなくて、学校というシステムの問題。学校という場所が、どんな子であってもその子らしく学べる場所であること…それが理想です。そのために私は、息子といっしょに今できることを、やってみようと思っています。とてつもなく高いハードルですけどね…

 

ひとつ気をつけていることは、なるべく先生との関係を良好に保つこと。

はっきり言って、先生によって知識の差とか、スキルの差とかはありますし、人となりもいろいろあります。昨年のオジサン先生は穏やかな方でしたが、先生としての知識もスキルも全然ダメで、本当に苦労しました。今年の若い女性の先生は、昨年のオジサン先生よりは知識もスキルもありそうですが、裏表があってキツい性格をしていて、息子は先生苦手モード、学校へ行きたくないモードに入っちゃっています。

昨年も今年も、正直に言うと先生に不満アリ、なのですが…今更担任を変えることはできないので、今の状況でどう動けるのか?息子にとって何がベストなのか?を模索していく1年になりそうです。

そうして、息子のような特性を持つ子に対する理解が広がっていけば…その先には、発達障がいに対する理解そのものが広がっていくのではないか…そんな淡い期待を抱きつつ。

私自身がダウンしない程度に、何とかやってみようと思います。

…って、この場を借りて自分自身への決意表明です!

 

ちなみに。私自身も、人が怖くてコミュニティに入っていけなかったりもします。

数年前に巨大な台風の被害を受けたときも、個人的には何かしらボランティア活動をしたかったのですが…人に対する怖さが先に立ってしまい、結局何もできませんでした。

今の息子も、きっとこんな気持ちなのかもしれませんね。