Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

疲れている人を癒したい=エゴ

人間として生まれた私たち、自分が何かしらの役に立ちたい!という欲求は誰しも持っていると思います。

私が子供の頃に、同級生に勉強を教えてその子が問題を解けるようになり、ものすごく感謝されました。私自身も人に教えて、わかってもらうことの喜びを覚えました。教えるって楽しい!私も人の役に立つんだ!という経験から、学校の先生になることが将来の目標になり…実際に高校教師になりました。

その後結婚して親になり、教師は辞めてしまいましたが…授かった子供たちに発達障がいが見つかり、悩みながらも自分なりに子育てをしていく中で、いくつもの気づきを得ました。私と同じように、発達障がい児の子育てで大変な思いをしているママたちに、私が気づいたことを伝えていきたい!と思い、発達障がい児を応援する人たちと一緒にサークル活動をしていたこともあります。

 

困っている人を助けたい!という気持ち、その根底にあるのは優しさだと思います。人のことを気遣えることは、素晴らしいことだと思います。

でも、さらに理由を掘り下げてみると…実はそこに「自分が人の役に立ちたい」という気持ちがあるのです。人の役に立つ自分って、なんて素敵なの!という自分本位な気持ちが、実はあったりするんですよね。コレ、教師をしていたりサークル活動をしていた以前の私自身が、まさにそうだったのです。

 

困っている人を助けたい!という思いよりも、自分が役に立ちたい!という思いが上にきてしまうと…それは単なる「お節介」となってしまいます。

例えば、発達障がい児を持つママの役に立ちたい!という思いがあるとして…そんなママたち、実にいろいろなタイプがいます。積極的にいろいろな療育機関を利用するママ、自分のペースで子育てを楽しむママ、仕事が忙しくてなかなか子育てに手が回らないママ、そもそも子育てに興味がないママ…本当にいろいろです。

一見すると、一生懸命子育てをしている人は良いママで、そうではない人は悪いママ、と考えがちですが…それはあくまで「その人が考える」正解であり、人によって正解はいろいろあるのです。

一生懸命子供を療育に連れて行くママも、見方によっては…子供を連れ回して疲れさせている、とも言えます。忙しくて子育てに手が回らないママも、見方によっては…親の背中を見て育つ子供たちが、自分のことを自分でできる自立した子になる、とも言えます。

これはどちらも正解であり、どちらもある意味では課題があるのです。

 

問題なのは「自分が思う正解」を人に押し付けてしまうこと。しかも、困っている人を助けたい、不幸なあの子を何とかしたい!という、勝手な思い込みや理由づけ…これがまさに、エゴなのです。

これ、スピリチュアルでも同じことが言えます。癒しを求めている人に対してはスピリチュアル能力も効果があると思いますが、自分のスピリチュアル能力を生かしたい!という気持ちが先走っているようなら…それは完全にエゴ!

まずは、癒しを求めている相手が本当に求めているのは何なのか?そこをしっかりと見極めることが大事だと思います。相手が求めていることと、自分が提供できることとがうまくマッチして初めて、本当の癒しに繋がるのではないでしょうか。

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