Work "OUR" Light 〜Juan's blog〜

ブルーレイチルドレンJuanの、スピリチュアルな?つぶやき

「恐れ」を「愛」で凌駕する

緊迫した状況が続いているウクライナ情勢、テレビ番組でも連日取り上げられています。とある情報番組で、プーチンさんが今回暴挙に出た背景として、彼のこれまでの歩みを紹介していました。

プーチンさんは1980年代、旧ソ連KGBの諜報員として東ドイツに滞在していました。特殊な任務を抱えながらも、プーチンさんは家族と一緒に穏やかに暮らしていたそうです。しかし、1989年にベルリンの壁が崩壊するのを目の当たりにし、その後ソビエト連邦の崩壊を経験し…これが今のプーチンさんの思想に深く影響しているのではないか?と番組内で紹介していました。

つまり、彼は失うことに対して、ものすごく恐れの気持ちを抱いている…あくまで憶測の域での話ですが、何となく頷ける話だと思いました。ベルリンの壁の崩壊をきっかけにして、東欧諸国が次々にNATOへ加盟し、西側諸国との関係を築き…ウクライナは彼にとって最後の砦だったのかもしれませんね。ウクライナまでNATOに加盟したら、かつてのソ連のようにロシアが崩壊してしまうかもしれない…もしかしたらプーチンさんは、そんな恐れを抱いている可能性もあります。あくまで憶測ですが…

 

強い恐れを抱いている人間が起こす行動は、場合によっては何でもアリになってしまいます。今回のプーチンさんの行動も、まさにそんな気がするんですよね。でも、孤立無援の割にはウクライナがしぶとく、なかなか彼が思うように攻めきれていない状況で…プーチンさん、とうとう核攻撃について言及してしまいましたね…

これが原因なのか?ウクライナのゼレンスキー大統領は、今まで拒否していたロシアとの対話に応じるようです。当初ロシアが言っていたベラルーシ国内での対話ではなく、ウクライナベラルーシの国境地帯での対話になるようで、これがウクライナとしてもギリギリのラインなのでしょうね。

NATO諸国が今回、軍隊を出さずに経済制裁のみに留めた理由は、もし軍隊を出してしまったら第3次世界大戦に繋がってしまう可能性があるから…確かにそうかもしれません。そんな中でウクライナは、大統領が中心になって勇敢にロシアに立ち向かっていますね。

 

思うに、プーチンさんの暴挙ともいえる今回の行動を事前に止める人は、ロシア国内には誰もいなかったのでしょうね。上の立場に行けば行くほど、まわりがイエスマンばかりになってしまうのはよくあることかもしれませんが…プーチンさんが抱えているかもしれない「恐れ」に寄り添い、同志として腹を割って話せる人が身近にいたら、今回の事態にはならなかったかもしれません。

各国のトップの方たちは、プーチンさんと今まで交渉を重ねていたようですが…国を背負うとどうしても自国の利益はがりを考えてしまい、取引的な話し合いになってしまい、なかなか本音の部分では話せなかったのかもしれませんね。

 

プーチンさんが密かに抱えているかもしれない、失うことに対する強烈な恐れ。そこに踏み込んで、愛をもって話ができる存在…現段階で最もそこに近いのは、もしかしたらウクライナのゼレンスキー大統領かもしれません。

今回書いたことはあくまで憶測をベースにした話ですし、私の理想論もかなり入っちゃっていますが…間もなく行われるであろう1回目の直接交渉で、今の絶望的な状況から少しでも前進することを願っています。

f:id:hattatsumamajuan:20220228013928j:image